Mike Morenoの個性とジャズにおけるポジショニングに感じるところがあり、特集ページも作ったりしている一方で、最近、やっぱCharlie Christianを聴かなければ、と思って、初めて真面目に聴き始めた。コンテンポラリーな人を含め、ほとんどのギタリストがCharlie Christianを絶賛する中、どうも古いサウンドに抵抗があり今まであまり聴いてこなかったのだが、ちゃんと聴いてみて、この人の演奏の素晴らしさを実感。
Charlie Christianのプレイにはジャズギターの語法の全てがあるといって過言ではない。よく言われるホーンライクなフレーズ、リズミカルなアイデアなど、あらゆる言葉が含まれている。ジャズギターはまずここから始めなければならんな。
The Legend of Charlie Christian
Charlie Christianに関して、これだけ情報をまとめた本というのも貴重。ディスコグラフィ―あり、演奏していた機材の解説あり、演奏の分析あり、で盛りだくさん。久しぶりにジャズギター本を買ったのだが、これはホンマ充実してて満足の一冊。
ズボラな私も最近はCharlie Parkerの曲のテーマをむきになって練習したりしてるし、モダンジャズの原点というところに、ジャズプレイヤーの意識は回帰するものなのかもしれない。