2016年の計画

2016年の計画を策定する。

1.練習
(1)any key
 演奏できるスタンダード曲の全てに対して、any keyで演奏できるようにする。左脳での理解(コード進行の度数での認識)と右脳での理解(コードやベースラインのサウンドの把握と、それに応じて指が動くこと)の両面でのアプローチが必要だと考える。

(2)イントロ、エンディング
 いずれも、まだイマイチなので、練習する。これらも、演奏できるスタンダード曲の全てに対して、ちゃんと弾けるようにする。更に、any keyでイントロとエンディングがつけられるようにすること。

(3)無伴奏ソロ
 これができるようになるということは、コンピングやソロなどがかなりハイレベルで演奏できるということだと思うので、無伴奏ソロができるように練習する。

(4)リズム、テンポ、タイム
 自分の演奏を録音して聴いてみると、これらが弱い。昨年末にtc electronic Ditto X2 Looper ルーパー
を入手したので、これを使い倒して、コンピングしまくって、その上でソロをしまくって、タイム感を鍛える。

(5)アドリブ
 長年、同じ雰囲気のフレーズばかり弾いてきたので、今年はもっとコピーなどで世界を広げる。続・目からウロコのジャズ・ギター[実践編](DVD付) (jazz guitar book Presents) で気に入ったフレーズは、全てコピーし、ライブやセッションで使うこと。

2.演奏
(1)セッション
 ジャムセッションに、月1回参加すること。参加すれば必ず多くのものを得ることができるので、これ重要。そして、毎回のセッションにおける反省点は記録し、次の演奏にはリカバーすること。

(2)ジャズフェスティバル
 昨年と同じジャズフェスティバルは参加必須とする。そして、今年はそれら以外にもフェスティバル出演やライブ演奏もすること。

今年は、セッションを基本とした活動を行い、積極的に周囲とコミュニケーションを取り、実践的な力を身につけることにフォーカスする。今年も、攻めまくる!

2015年の振り返り

早いもので、もう今年も終わりである。2015計画に対する今年一年の活動を振り返る。

1.練習
(1)レパートリー拡充
 セッションの現場ですぐに使えるジャズ・スタンダード・コレクション100
の100曲を1年かけて全て練習するという計画に対し、「練習した(=譜面を見れば、メロディ、ソロ、コンピングをひと通り演奏できる)」と言えるのはこのうち61曲。達成率61%という、情けない数値。
 もう少し、詳しく振り返ってみる。まず、曲名のアルファベット順に1月から毎週2曲を課題として練習する計画を立てたのに対し、今年前半はこの課題に対してサボりがちであったつもりだが、ちゃんと確認してみると、後半の曲の方が、手つかずが目立つ。
 次に、この100曲のうち、「そもそも、聴いたことがない曲」がちらほらあり、そういう曲は優先順位を下げた結果、手つかずとなったものがある。年初に決めた計画に対して、なぜ勝手にそういう軌道修正をしてしまったのかというと、まぁ練習が追い付かないからというのもあるのだが、「セッションで演奏される機会がそれほど多くないのではないか」と感じたから。そして、後述するセッション実績においても、この100曲課題においてスキップした曲が演奏されることは、なかったので、この判断はひとまず間違っていなかったのではないかと思う。
 ひとまず、セッションで「この曲やりましょう」と言われて、「全く知らないので遠慮します」みたいなことにはならず、何とか演奏してみるということができるようになったのは、前進であると考える。
 ただし、計画に対する達成率の低さは問題として認識する。背伸びした目標設定であることははじめからわかっていたのだから、しっかり完遂することが重要。この点においては、反省する。

(2)アドリブ
 ジャズギターのアドリブのバイブルである続・目からウロコのジャズ・ギター[実践編](DVD付) (jazz guitar book Presents) からのコピーは、ボチボチ。これ、測定可能な計画設定ができてないから、達成度の評価が難しい。達成度ボチボチって、どないやねん。まぁ、年初にはもっとコピるイメージで考えていたので、そういう意味では達成度は低いか。
 今年は、これに加えてDuoRama Standardsの教本が出たので、それを勉強した。続ウロコ本とは異なるアプローチやフィーリングを学び、実際に演奏に活かすこともできた。

(3)コンピング
 アドリブ同様に続・目からウロコのジャズ・ギター[実践編](DVD付) (jazz guitar book Presents)からコンピングネタを勉強し、演奏した。ただし、全く新しいネタを習得したというよりは、トニックやII-V-Iのこれまでから知っていたネタを定着させることができた、という感じか。

(4)イントロ、エンディング
 イントロは、セッションにおいてもとりあえず何とか演奏するようになってきたが、さらにもっとしゃれたネタを仕込むことができるようになるべき。エンディングは、セッションで「?」となって間が空いてしまうことがあったので、要練習。

(5)any key
 これは、まだまだ修行中。曲のベースラインをしっかり耳でおぼえ、指(フレット)が連動するようにすることと、コート進行の度数での認識、の両面で、もっと取り組む必要あり。
 ヴォーカル入りのセッションで、スタンダード曲などを初めてのキーで演奏することは何度かあったが、譜面があれば、初めての曲を含め、コンピングやアドリブの演奏は何とかなるものの、これが譜面なしであったら、とたんにパニックに陥ったと思う。

2.演奏
(1)ジャズフェスティバル
 予定通り、びわこジャズフェスティバル、Jazz at Sanjo、大津ジャズフェスティバルに出演することができた。演奏のレベルは、少しずつは進化したつもり。
 演奏に加え、Jazz at Sanjoはスタッフとしての仕事もさせてもらい、これも充実した経験となった。

(2)セッション
 バンドでの演奏以外のセッションは、ほとんど参加していなかったのだが、11月頃から連続して参加することとなった。
 大阪寝屋川市のmicci倶楽部でのセッション、京都伏見稲荷のAnsonia Cafeでの諸先輩のライブへの飛び込み参加、滋賀県長浜VONでのライブなど、数えるほどであるが毎回のセッションで得るものは大きかった。

以上であるが、やはりセッション参加で得るものが大きくて、そういう意味ではもっとセッション回数は増やすべきだったと思う。ただし、地道に練習していたことがセッションで活かせたというのも事実なので、練習時間もちゃんと取れたことはよかった。ひとまず、大体の有名どころのスタンダード曲には何とか対応できるようになってきたというのが進歩で、そうは言いつつも演奏内容はまだまだ改善の余地がたくさんある、ってとこか。

ギターデュオ

今朝は、変な夢を見た。ジャムセッションに参加しているのだが、久々なので緊張していて、何を弾かせてもらうか、焦りながら思案しているという夢。酒バラかなぁ、とか思いながら、結局何も弾かないまま、目が覚めた(苦笑)。なんか弾かんかい!妙にリアリティがあって、イヤな夢だ。

さて、今年のびわこジャズフェスティバルでは、「トライアングル」でのトリオ演奏に加え、「近江鉄道JAZZトレイン」でギターデュオをやらせていただくことになった。

ジャズギターデュオって、人前ではほとんどやったことないな。クラシックギターではしょっちゅうやっていたが。で、先日、長浜VONでやってみたのであるが、なかなかコンピング(バッキング)が難しい。4つ刻みだと、何かシンプルすぎて嫌やし(ちゃんとできるようになってから、言え!と言われそうだが)、かといってベースがいる時のようなコンピングではビートが刻めない。

Jim Hall & Pat Metheny

このJIM HALL & PAT METHENYを聴きながら、ヒントはないかと考えているが、こういう風に相互に絡み合うというのは、なかなか難しそう。

Fernandes爪やすり

最近はクラシックギターもぼちぼち再開したりしているので、爪の手入れはある程度真面目にやっておこうと思っているのだが、ちょっと油断すると伸びてしまって、爪切りで短くしてからガラスやすりで磨くという、ちょっとズボラなことを繰り返していた。

気が付いたときに手入れができるように、Amazonで見つけたFernandesの爪やすりを入手した。
FERNANDES ( フェルナンデス ) NF-550 / ネイル・ファイル カバーキャップ付 つめやすり
これの粗い面でガリガリッと長さを調節し、細かい面でなめらかにする。そして、ガラスやすりで更になめらかにすると、ちょうど良い感じ。以前は紙やすり(1500番か2000番だったかな?)で仕上げていたが、やはり紙やすりも必要なのかな。

いずれにしても、機能も携帯性も良い品だ。

2015年計画

さて、2014年の振り返りに基づき、2015年の計画を次のように設定する。

1.練習
(1)レパートリー拡充
 レパートリーという考え方を、少し変えることにした。暗譜していなくても、とりあえず譜面を見たらメロディ、アドリブソロ、コンピングができる、という曲を増やすことにした。で、2015年の計画は、セッションの現場ですぐに使えるジャズ・スタンダード・コレクション100 の曲を全てやること。そうすると、週に2曲、マスターしていかなければならない。既に知っている曲も少なくないものの、なかなかのボリュームだ。この100曲に対して、次項以降の(2)~(4)を練習する。

(2)アドリブ
 続・目からウロコのジャズ・ギター[実践編](DVD付) (jazz guitar book Presents) のアドリブ例で、気に入ったものは全部コピる。その他の手持ちの譜面からもコピー。

(3)コンピング
 コンピングも、やはり続・目からウロコのジャズ・ギター[実践編](DVD付) (jazz guitar book Presents) の中から気に入ったものをコピる。アドリブとコンピングの練習の一環として、ルバートなソロでJoe Pass風に演奏する。

(4)イントロ、エンディング
 (1)の曲に対して、イントロとエンディングをつけられるようにする。コンテンポラリージャズギター(2) なんかも参考にはしたいと思うが、どちらかというとシンプルで幅広く応用できるようなパターンをいくつかストックすることとしたい。

(5)any key
 曲のキーを即座に変えて演奏する。曲のコード進行を度数で憶えておき、任意のキーで演奏する練習。YouTubeでスタンダード曲を検索してヴォーカルものを選ぶと、自ずとこれを練習することになる。

 
2.演奏
(1)ジャズフェスティバル
 びわこジャズフェスティバル、大津ジャズフェスティバル、京都三条ジャズフェスティバルには出演できるようにする。特に京都は、前回は採用されたものの、レベルは高い気がするので、エントリ前にちゃんと音源を準備することが必要だろう。

(2)ジャムセッション
 2014年は、結局、全然ジャムセッションに行かなかった。バンド以外のプレイヤーとのセッションは重要なので、2015年はちゃんと行こう。最低でも2か月に1回は行くこととする。

ちゅーことで、2015年も前進あるのみ。

2014年の振り返り

さて、2014年の振り返り。いつも通り、目標に対する振り返りをやってみる。

1.ジャズフェスティバル出場
 4月のびわこジャズフェスティバル、10月の大津ジャズフェスティバルに加え、今年は9月にJazz & Jazz Kyoto(京都三条)にも出演することができた。これは、目標達成。ただし、この京都での演奏は、妙に緊張してしまったことが反省点。

2.レパートリー拡充
 フェスティバルごとに初めての曲を数曲ずつ演奏した。しかし、年初に企んだ、「マスターすべき曲を決めて、取り組む」ということができていない。なので、達成したのかどうか測定できない。来年の目標は、もっと測定可能なものにしなければならん。

セッションの現場ですぐに使えるジャズ・スタンダード・コレクション100

3.アドリブ
 「一週間に1フレーズ」、そんな目標を設定していたことを、今、知った。なので実行していなかった。アドリブは手癖のもので誤魔化しているのが現状。これでは発展しない。
 しかし、一週間に1フレーズというならば、ソースをどうするか、決めておかないといかん。

4.コンピング
 ネタは、続・目からウロコのジャズ・ギター[実践編]
を中心にちょこちょこと身につけたと思う。ただし、そういったネタを自然に曲の中に取り入れるには、もっと練習が必要。

5.any key
 あー全然できてない(苦笑)。

これら振り返りを踏まえて、2015年の目標を決める。

バラード練習

今年もありがたいことにびわこジャズフェスティバル出演が決まり、ぼちぼち曲も決めようとしていたら、当然ながらバラードは一曲は入れようということになり、You Don’t Know What Love Isを演奏することになりそう。で、手持ちのCDなどの音源に合わせてコード進行をさらってみたり自分なりにアナライズしたりしたのはいいものの、やっぱりバラードのソロは難しい。他のフェスティバルでMistyなんかは演ったりしたけど、どうしてたんやろ、自分でもよくわからん。

困った時にはこれ。Body and Soulの章で非常に参考になるアドリブが紹介されている。やはりシンプルなアイデアながら、バラードの空気にうまく合わせれば綺麗にサウンドする。やっていることは普通の4 beat swingと同じ発想だから、わかりやすい。よしっ、これを参考に、練習。

続・目からウロコのジャズ・ギター[実践編](DVD付) (jazz guitar book Presents)

Body and SoulとYou Don’t Know What Love Isが収録されているNight and The City。Kenny Barronの研ぎ澄まされたピアノとCharlie Hadenの落ち着いたベース、極上のデュオ。二人とも、決して弾きすぎることがないのになぜか雄弁。こういうジャズを演奏できるように、なりたいな。・・・しかし、内容がこんなに充実しているのに、このジャケットは残念すぎるな。

Night and the City

トニックフレーズ

トニックにおけるフレーズ、特に2-5から解決した時にトニックコードの3度とか5度とかに着地してフレーズを始めるクセが強くてマンネリになっていたので、そうではないフレーズを練習。ひとまず、9度からスタートするフレーズを。

手本は、やはりこれ。「続・目からウロコのジャズ・ギター」。

続・目からウロコのジャズ・ギター[実践編](DVD付) (jazz guitar book Presents)

 

2014年ジャズ目標

毎年恒例の、今年のジャズ活動の目標。

・ジャズフェスティバル出演
 昨年出演したびわこジャズフェスティバル大津ジャズフェスティバルに加え、できればあと1つか2つ、出演したいところ。当然ながら、演奏のレベルアップが必要。

・レパートリー拡充
 スタンダートやビバップ曲を中心に、レパートリーを増やす。セッションに行って、そこそこの曲なら何でもこなせるというレベルを目指す。それって何曲くらいおさえておけばいいのだろうか?「ジャズ・スタンダード・バイブル」の曲のうち、一般的に「特によく演奏される」とされる曲をピックアップし、そのうち自分が演奏したことがないものを数えたら約20曲。これらのうち、今年のうちに具体的にどの曲を演奏するのか、決めよう。

・アドリブ
 昨年、目標に設定して全く達成しなかった(恥)、「1週間に1フレーズ」をちゃんとやる。教則本や雑誌、CDなど、なるべく様々なソースからフレーズをコピる。
 シングルノート一辺倒にならないよう、コードソロ(って呼ぶんやろか?)も練習する。ソースは、「続・目からウロコ」やJim Hallコピー譜など。

・コンピング
 ネタを増やす。ハーモナイズドベースラインも練習。ソースは「続・目からウロコ」など。

・any key
 昨年に開始した、スタンダード曲などを即座にどんなキーでも演奏できるようにする練習。

昨年も感じたことだが、計画通りに間違いなく実行できる「仕組み」が必要。しかし、これがなかなか難しい。もうちょっと考えよう。

2013年振り返り

毎年のように、この一年のジャズギター活動を振り返ってみる。

今年は、ジャズフェスティバルに出演したことが自分にとって節目となった。これを通じて他の楽器の仲間と知り合うことができたし、セッションで演奏するのとは異なり、曲がりなりにもきっちりと演奏を仕上げるようにもなった。

さて、いつも通り、年初に設定した目標に沿って、達成度を評価する。

「毎日30分の練習。朝あるいは晩に実施」
 短時間でも、毎日練習するようにという目標を設定したのだが、記録を見てみると、少しでも練習をした日は、一年のうち半分くらいしかない。早起きをすれば朝に練習できるはずなのだから、単なるズボラだ。反省。

「ダラダラと棒弾きにならないよう、注意。すべてのフレーズを、ちゃんと歌うように」
 スタジオでの練習やフェスティバル本番の録音を聴くと、以前よりは棒弾き度が減っているようには感じる。以前は、指盤上のコードトーンを追って弾いていたが、最近は頭の中で鳴った音を弾くようにしているからか。

「フェスティバル出演」
 4月のびわこジャズフェスティバル、10月の大津ジャズフェスティバルに出演。びわこフェスはベース+ピアノと、大津フェスはベースと、それぞれ共演。小さなミスはいくつかやらかしたが、今後のステップにはなった。ただし、エントリして落とされたフェスティバルもあった。これは反省というか、レベルが達していなかったという評価であろう。

「レパートリー(増やす)」
 フェスティバル出演の時に、初めての曲をいくつか演奏したが、それ以外には新曲を練習することができなかった。だから、レパートリーはあまり増えなかった。

「アドリブ フレーズのコピー(1週間に1フレーズ。)」
 全然できていない。反省。

「コンピング ハーモナイズドベースラインも身につける。UndercurrentのJim HallのMy Funny Valentineのコンピングのコピー」
 ハーモナイズドベースラインの練習は開始したものの、現時点では全く使い物にならないレベル。Jim Hallのコピーも着手できていない。Jim Hall亡くなってしまったし。反省。

「イントロ、エンディング」
 フェスティバルで演奏する曲については、イントロやエンディングをそれぞれ仕込んだが、どんな曲でもさっと対応できるようにしたいという目標には遠いレベル。これも反省。

「のんびりやっていては、上達しない!」
 って気合だけは入れていたつもりだったが、ふたを開けてみれば、上記の通り、目標のうち多くが未達成、というか未着手。

・・・うーん、今年はフェスティバルに出演して、ある種の達成感を得たため、いい気になっていたのかもしれない。振り返ってみれば、具体的な上達があまりない。「去年の自分に比べて、何が変わったか?」と自問しても、明確な答えがない。これではダメだ。

来年からは、目標に対する達成を自分で明確に測定し、必要に応じて軌道修正できるような仕組みが必要かもしれない。