小澤征爾 指揮者を語る (100年インタビュー)

小澤征爾 指揮者を語る (100年インタビュー)

小澤征爾 指揮者を語る (100年インタビュー)を読んだ。NHKのインタビューをもとにした本。

2002年からウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めていた小澤征爾が、素人目線での質問に答えてゆく内容。音楽のプロではない立場からの質問ばかりなので、とてもわかりやすい。

大きく分けると、ウィーン国立歌劇場の仕事の話、単身渡欧してからの修行の話、サイトウ・キネン・オーケストラの話、「指揮者とは?」の話。

指揮者が何をやっているのか、については「インバイトだぞ、指揮は」というカラヤンの言葉を使いながら説明しているのが、わかりやすい。そういう表現があるのだな。

他のいろんなメディアでも小澤征爾は早朝から勉強しているという話は読むが、このインタビューでは、ウィーン国立歌劇場の音楽監督室に、早いときは朝4時に来て10時の練習まで勉強すると語られている。この熱意は、見習わなくてはならんなぁ、と長年思ってるけど、全然実行できていない。できる人とできない人の、違いやなぁ

KRONOS QUARTET “THELONIOUS MONK”

弦楽四重奏団Kronos Quartetによる、MONK曲集。このKronos Quartetは、学生時代(うーん、よくよく考えると20年以上前だ・・・ショック!)によく聴いていたのだが、この盤の存在は数年前に知ったのだった。聴こうと思いつつ、なんか後回しにしていたのだが、ついに聴いた。

Monk Suite

1. Well, You Needn’t
2. Rhythm-A-Ning
3. Crepuscule With Nellie
4. Off Minor/ Epistrophy
5. ‘Round Midnight
6. Misterioso
7. It Don’t Mean A Thing (If It Ain’t Got That Swing)
8. Black And Tan Fantasy

9. Brilliant Corners

クロスボーダーな音楽を自在に演奏するKronos Quartetだから、Monkももちろん独自の美学に納めた素晴らしい演奏。ジャズ的なインプロヴィゼーションは聴かれないものの、弦楽四重奏にコンヴァートしたMonkの普遍的な音楽の魅力が堪能できる。例えば、わかりやすい(というか、聴く前から容易に予想していた)’Round Midnightの美しさ。これはもう、ジャズとかクラシックとかいうジャンルを超越した、大人の音楽だ。

全曲を通して、Monkの音楽の奇妙な一面をわざとらしく見せつけず、どちらかというとエレガントな演奏でまとめているのだが、これもKronos Quartetの独自の路線を突っ走る感じで、好感が持てる。例えば、Monkの音楽の良さがよくわからないというリスナーにとって、この盤からMonkに入ってみるというのは、大いにアリだと思う。Monkによる作曲でないものも一部、含まれているが、アルバムとしては統一感のある仕上がり。

Kronos Quartetについては、前述の通り、この20数年間、聴いてきたので色々語りたいことはあるのだが、発散するとキリがないので、とりあえず今日のところはこのMonk曲集のみについて呟いて終わりにしとこ。