びわこJAZZフェスティバルin東近江2013に出演させていただいた。4月20日(土)16:00~、コミセンステージにて。エントリ時にバンド名を決める必要があったので、「Calamari」とした。メンバーのイニシャルを並べたら「IKA」なので、「烏賊」にしようかとか考えたが、イタリア語のcalamariが、イカリングのフライの呼称にもなっているので、美味そうだから、これにした。
ジャムセッションを除けば、人前でジャズを演奏したのは2004年のRochester以来だ。昨年から、「バンドを組んで、練習する」「人前で演奏する」を目標にしてきていたので、今回のフェスティバル出演は、その実現だといえる。
昼過ぎに家を出て、家族と一緒に会場へ。周辺はフェスティバルののぼりが並び、盛り上がっている様子。コミセンのステージでは、二組前のグループが演奏中。上手すぎるぞ、おい。この会場は、プロが中心に出演するところで、なぜか初日のトリが我がCalamariというプログラムであった。緊張もするが、とても良いサイズの部屋で、嬉しい。客席とステージの空気の共有が心地よい、ちょうど良い距離感。
- There Will Never Be Another You
- Fly Me to the Moon
- Bop-Be
- This Masquerade
- Take the Coltrane
久々の人前での演奏、しかもジャズフェスティバル出演は初めてということもあり、前日からやたらと緊張してしまった。ジャズの演奏でここまで緊張することは珍しい。2日ほど前には、ステージで、何故か客席に背を向けて演奏してしまって後で気づくという意味不明な夢まで見てしまった。
1曲目のアナザーユー、ピアノがジャラーンと練習時に弾いたことのない和音を出す。えっ、アナザーユーよね!?と焦ったが、洒落たイントロであった。ピアノは2コーラスでソロを終えるかと思いギターのヴォリュームを上げて準備したが、ソロ3コーラス目に突入し、グイグイ盛り上げる。こちらも心地よくコンピング。にっこりアイコンタクトが来たのでソロ交代。まだ少し緊張していて、指がやや震えるが、何とかアドリブを2コーラス。ベースソロ。やはりベースソロの時のコンピングの出しゃばり具合が難しいが、ピアノが節目ごとに軽くコードを入れるので、ギターは余計なことはあまりしないようにした。無事エンディング。
フライミー、これもピアノが3コーラス、ギターが2コーラス、ベースが1コーラスのアドリブ。
次に、Keith Jarrettの隠れた名曲Bop-Be。ピアノのイントロに乗って、ご機嫌でコンピングし始めたら、冒頭のコード間違えた(恥)。気を取り直して、これもイイ感じで演奏。
This Masqueradeは、予定よりも遅いテンポで演奏開始。もう、完全なバラード。ABAのうちBはテーマもアドリブもギター。Bridgeの箇所だけのアドリブって、なんか難しいな。すこーしだけ盛り上げて、あとはメロディフェイクしたフレーズを弾き、ピアノソロにつなぐ。
最後はFブルース、Take the Coltrane。10分くらい演奏してよいはずなので、自分も長めのソロという案も思いついたが、4コーラスか5コーラスくらいでなんか自分が弾ききった気持ちだったので、ベースソロに引き継いだ。
終了後、お客さんの一人がピアノ生田さんに質問している感じなので近寄ってみたら、「譜面にはメロディしか書いてないのに、なぜ左手は伴奏できるのか」みたいなことをきいていた模様。くるっっとこっちを向いて、「あんたもなぁ、譜面無しで弾いてたときは、どうなってんのや?」「あんたのギターは、コードでなんかに繋いでたけど、そうするとエレキギターなんか?」「ギター何本くらい持ってるん?」「ギター高いんか?」などと質疑応答(笑)。いろいろ興味を持ってもらえるのは、ありがたいことだ。私の次は、ベース川村さんが質問攻めにあってた。「これから打ち上げか?」「いえ、別の用事がありますので」とか(笑)。
メンバーそれぞれ用事があるので、解散。お疲れ様でした。このジャズフェスティバル、素晴らしい。東近江の街を、楽器を持った人やパンフを持った人がたくさん歩いている。この雰囲気は最高である。実行委員の皆さん、ありがとうございます!
- 音量コントロール。コンピング時の音量をもう少し上げるべき。ソロの時の音量も小さく感じたが、聴いていた家族は十分だと言っていた。どうなのか?そういえば、前回のスタジオでの練習時も、音量不足だった。デッドなサウンドのROTOSOUNDの弦に変えたのが悪いのかもしれない。もう少し、いろいろ試して調査してみよう。
- 音色。シングルノートでの音色がやや細かったりした。丁寧なピッキングで、もっと太くまろやかな音色を出せるように注意すべき。
で、次のジャズフェスティバル出演に向け、練習再開である。