先日の会社イベントで即席カルテットで演奏したWatermelon Man、言わずと知れた名曲だが、いやホンマに好きなんですわ。いつ聴いても、テンションが上がる。
ジャズギターでアドリブをやり始めた頃に練習した曲で、当時はこのFreddie HubbardやDexter Gordonのソロをコピーしたな。彼らのソロはシンプルなんだが、弾いてみると、ものすごく興奮する。
人間の原始的な本能を刺激するリズムやメロディと、洗練されたセンスの見事なバランス。Stravinskyの「春の祭典」に共通するものを感じる。やってることはおそらくすごいんだけど、単純に楽しい、という音楽の不思議。
曲の構造が単純だけに、しっかり「聴かせる」演奏は、難しいのよね。
どうでもいい話だが、このアルバムのジャケットのHerbie Hancockは何か生真面目な青年って感じだが、2004年にピアノトリオのライヴを聴きに行ったら、MCがかなりチャラいオッサンだった(演奏は限りなく澄んだ海か空を感じさせる美しさだった、念のため)。