タイトル以外はいい

写真に関する本を何冊か読んだのだが、どれも内容が良いわりに、タイトルがこっぱずかしい。「かわいい」写真術、とか、はじめての「ゆるかわ写真」レッスン、とか。

おそらく著者の思惑だけではなく出版社とか大人の事情があるんやろけど、内容は決して「かわいい」「ゆるい」ものではなく、写真撮影の基本的なことは網羅されているから、こういうタイトルはやめてほしいわ。

「かわいい」写真術(長嶺輝明)。前述の通り、「かわいい」写真に特化した本ではない。トイカメラやポラロイドカメラなどを使いながら、ちょっと昭和を感じさせる写真の面白さを発見できる。チープなテイストが戦略的で、とてもいい。Amazon.co.jpのユーザレビューではあまり評価が高くないようだが、理解できない。こういうのって、ホンマに他人の評価はあてにならん。個人的にはものすごくインスピレーションを得た本。

はじめての「ゆるかわ写真」レッスン(川野恭子)。これもタイトル最悪で、内容良好。この人の写真は、とても(良い意味で)教科書的で美しい。絞り、シャッタースピード、感度、構図、あらゆる面をバランスよく調整すれば、こんなに印象的な写真が撮れるのね、という見本だと思う。日本語がめちゃくちゃだったり説明が下手だったりするので印象を悪くしているが、基本をおさえればこれだけいい写真が撮れるということがよくわかる。タイトルは「ゆるかわ」だが、扱われている写真は全く「ゆるかわ」ではなく、ただただストレートにいい感じ。この本はAmazon.co.jpでも評価が高いようで、納得。

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