ライブ@巴蕪亭ボン

7月29日の晩、滋賀県長浜市の巴蕪亭ボンで、ライブを開催させていただいた。メンバーは、最近トリオとして活動している仲間の、野本さん(gt)、川村さん(ba)。

夕方、といっても明るい時間帯に、京都の伏見で野本さんを車でピックアップ。ギターとアンプも積んで、長浜に向けて出発。車中では、最近入手したRon Carterの「ジム・ホールの想い出」を鑑賞。これ、編成がベース+ツインギターだから、ちょうど我々トリオと同じなのだ。そして、何といっても演奏が素晴らしい。新たな名盤だ。

ジム・ホールの想い出
渋滞もなく、予定より少し早めに長浜に到着。あらかじめ野本さんがリサーチされていた料理屋で早めの夕食。鰻があれば食べようという計画だったが、この日は天然鰻の入荷がないとのこと。じゃあ、ということで鮒ずしを注文することに。実は私、生まれて初めての鮒ずしで、やや緊張。野本さんも鮒ずしは久しぶりとのこと。

運ばれてきた鮒ずし、恐る恐る食べてみたが、なんや、わりとクセがなく、食べやすいではないか。店のおかみさんによると、曽祖父さんの時代から同じ製法でつくっているそうな。そして、十人がつくったら十通りの味の鮒ずしができるらしい。

あとはビワマスと野菜の炊き合わせなど、美味しい料理を堪能。車を出して、いざボンへ。カーナビに入力して、驚いた。駐車場のほぼ目の前が、ボンなのだった。

野本さんと二人、ギターと荷物を担いで店に入り、ママさんに挨拶。セッティング。ママさん曰く「7時開演だと、あまりお客様が来ない時間帯です。ごめんなさい」。いや、お客さんが多いと緊張するから、少なくて結構です!いや、お店はそれじゃ困りますよね・・・

しばらくして川村さん登場。地元の顔って感じ。セッティングが完了したところで、まずはギターデュオで「いそしぎ」「ミスティ」。ミスティはお客さんも「これ好きやねん」と言いながら聴いてくださった。続いて、川村さんと野本さんのデュオでBeautiful Love。その後は、ベースも入ってトリオ演奏。休憩をはさみながら計3セットで、You Don’t Know What Love is、黒いオルフェ、Bop-Be、酒バラ、Softly, as in a Morning Sunrise、Stella by Starlight、Just Friends、There Is No Greater Love、野本さんオリジナルブルース、Bags’ Groove。

お客さんは少なかったが、楽しく演奏できた。とてもいい店だし、また出演したい。

再び、車で野本さんと京都へ。帰りも野本さんリクエストで「ジム・ホールの想い出」を聴き、あとは最近亡くなったCharlie Hadenなどを聴きながらジャズ談義。いやー楽しかった。

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