クラシックギターの師匠の北口功氏から、ギターリサイタルのお知らせが届いた。
2011年3月6日(日)14時開演
茨木市生涯学習センター2Fきらめきホール
(要事前予約。電話 072-624-8182)
F. Sor
モーツァルトの主題による変奏曲 Op.9
グランド・ソナタ第2番 Op.25
J. S. Bach
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番より
テンポ・ディ・ボレアとドゥーブル
F. Schubert
メルツ編曲
セレナーデ、仮の宿、郵便馬車
T. Takemitsu
12の歌・地球は歌っている より7曲
チラシには松村雅亘氏のギターの画像。全曲、松村ギターで演奏されるのかどうかは不明であるが、楽しみだ。
曲目は、北口氏が長年演奏してきたものが中心となっており、今回もおそらく熟成された解釈や技術で聴くことができるであろう。ソルのソナタは、氏の2枚目のCDに収録されていた演奏は、演奏家としての強い意志を感じさせるものであり、自らが進む方向を示しつつ、決別すべきものとは決別するという宣言すら感じさせる情熱的なものであったが、今回のリサイタルでは、どのような演奏となるのだろうか。
シューベルト(メルツ編)は、私は以前米国でR. Smitsの19世紀ギターによる感動的な演奏を耳にしており、現代のギターによる演奏はどうなのか、興味深い。武満の12の歌も、歌を編曲したものである点はシューベルト~メルツの組合わせに似ているといえるか。これらも曲自体は親しみやすいが実は演奏は非常に難しいものであり、どのように聴けるのか、楽しみである。