小島のり子トリオライブ

小島のり子トリオ ツアーライブ
2012年9月18日(火)
Ragtime(大坂心斎橋)にて

小島のり子(fl)、田口悌治(gt)、澁谷盛良(ba)の最強フルートトリオ、1年ぶりの関西でのライブ。田口先生がきっかけで知ったこのトリオ、和歌山でのライブを含めると生で聴くのはこれが4回目。今回のツアー、前日は長野県でライブだったので、当日朝に車で移動されたらしい。ハードスケジュールだ。

仕事を終えて19:00頃にRagtimeに到着。エレベーターを降りたら田口先生と遭遇、握手。店に入り、お好きな席にどうぞ、とのことなので真ん中あたりに陣取る。しばらくしたら田口先生も入ってこられて、いつも通り会話。田口先生がいきなりiPhoneの道頓堀グリコ看板の写真を見せて「ほら、これ。この写真を撮ったらホテルがレイトチェックアウトをサービスしてくれるらしい」とのこと。いやー大阪のホテルやったら、グリコの看板をバックに何かアホなことしたらサービスする、とか企画してほしいな。

ベース澁谷さん、フルート小島さんとも1年ぶりの再会でご挨拶。もうこのトリオの皆さんにはとりあえず顔は憶えていただいた感じ。澁谷さんからは「今日も、何か弾く?」ときかれる。大坂でのライブではアフターセッションさせていただき、毎回失敗してるから、印象に残っているに違いない。既に2回、やらかしてるから、もういじられキャラ定着。しかしこんな素晴らしいプロミュージシャンに親しくしていただけるのは嬉しいことだ。

さて、19:30になり演奏開始。スタンダードとオリジナルによる2ステージ。このトリオ、いつもサウンドのバランスがとても気持ちいい。ギターは真空管アンプでコントロールがなかなか難しいと後で聞いた。ベースは生音。いつもながら、明確な音を出されるので聴きやすい。途中、小島さんがアルトフルートに持ち替えて演奏されたが、これがまた心地よい音色。

今回は、演奏前後や合間などに田口先生とじっくり会話ができ、いろいろ聞けたり話せたりして、嬉しかった。

で、今回もアフターセッションをやらせていただいた。田口先生のGibson175をお借りして、Alone Togetherを演奏。テーマを弾いて、早速、イントロのテンポをもう少し速めにしとけばよかったと思い始める。弾きながら、「この『間』は、ちと苦しい」と感じたのだがが、時既に遅し。テーマの後、小島さんがソロ1コーラス。綺麗なソロを吹いていただいたが、もっと聴きながらコンピングで反応できれば良かったかな。

続いて自分のソロ。マイナーII-V-Iのフレーズネタが乏しく、とても単調な感じであるな。修行しなければ。とはいいながらも2コーラスのソロを弾いた後、ベースソロに引き継いだところで事件発生!私のソロの雰囲気を引き継がれたからか、ベース澁谷さんのソロはつぶやくような「ボン…ボン…」といった渋い感じでスタート。それを聴いた私は「テーマに戻れ」というメッセージかと勘違いし(なんでやねん!)、テーマを弾き始めてしまった。小島さんと田口先生が「いや、ベースソロ、ベースソロ!」と発声されて我に返り、ベースソロを聴いて特徴的なDMaj7を捉えてコンピングフェードイン。ステージ近くまで駆け寄った田口先生も「そうそう!」と安堵された模様。何とか演奏終了。今回も、やらかしたね~俺。

小島さんが「毎回、良くなってるねー。ね、ね?」と言ってくださり、お世辞とはいえ、ありがたい気持ち。田口先生は「あそこまでシングルトーンで弾ききるとは!グラント・グリーンか足立か、みたいな。足立グリーンだ。それだと苗字ばっかりだな」と。

トリオの皆さんにご挨拶し、店を後にした。失敗を繰り返しつつ、さぁいつになったら自分はマトモに演奏できるようになるのか?明日からまた修行だ。

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