感染防止に注意しつつセッション。ホストは福田重男(pf)、上村信(ba)。個人的には、お二人とも初めてお会いする。天気予報では雨が降るって言ってたから、折り畳み傘をカバンに入れてお店へ。参加者は最終的にサックス1、ドラム3、ヴォーカル2、ギター2、だったかな。
福田氏の演奏はCDで聴いてイメージしていた通りのエレガントなサウンド。セッション中はなんだか近寄りがたい巨匠のオーラを感じたが、気さくな方だった。ギターの音量チェックで手癖でコードを弾くリズムがあり「そのジャッジャーンがMaiden Voyageに聴こえる。その曲やるのかと思ったよ」ってニコニコしながら言われた。ベース上村氏は、演奏を聴くのも初めてだったが、とても端正でクールなスタイルを感じた。
他のプレイヤーの皆さん上手いわ。ドラム3人っていうのが、これまた文字通り三者三様で、面白い。最後にヴォーカルのMy One And Only Loveが終わるころ、予報通りに雨がステージのバックの窓を濡らし、雰囲気は抜群。雨を眺めながらのバラード。
肝心の、自分の演奏は最悪だった。あれこれ考えた挙句、まぁとにかく弾きなれた曲を弾かせてもらおうと思ってコールしたThere Is No Greater Loveが酷いことにズタズタで、これはアカンと思って、ほかにも慣れた曲をコールしたらこれもボロボロ。最後になんとか持ち直した(つもり)という感じで、落ち込むこと半端ない。
反省点は色々あるが、緊張のため音楽に入り込めていないっていうか、指だけで弾いている感覚だったのが一つ。頭の中でコードがちゃんと鳴っていないというか、流れていないので、ソロでコードを間違えてしまう。そして、これら全て含め、基礎的な力を露呈してしまったというのが実態。誰しも調子の良し悪しはあるから、不調の時でも最低限のレベルはクリアできるよう、基礎的な力は固めておきたいところ。
基礎って何だろう?悩みは続く。