清水くるみカルテットのアルバム発売記念ツアー、奈良のblue noteにて。6月28日(日)午後。清水くるみ(pf)、津上研太(as)、石川隆一(ba)、力武 誠(ds)。
東京のセッションでよくお世話になる清水さんのカルテットの西日本方面のツアー。カルテットのアルバム発売記念ライヴは、実は西荻窪のアケタの店で観戦して感銘を受けたのだが、あのサウンドが西日本でも聴けるっちゅーのは幸せなことだ。
実は私、会場のblue noteに行くのは初めてなのだ。blue noteが京都にあった時から気にはなっていたのだが、結局一度も行くことなく、お店は奈良に移転された。いやもう、めっちゃ綺麗な店で驚いた。円形のカウンターで、ステージを望むにはとても良い案配。
清水さんに久々に再会し、ご挨拶と世間話。「今、何育ててる?」などと共通の趣味の園芸話で盛り上がる。
Stolen Moments
City of Peace
Darn That Dream
Cravo e Canela
Take Five
San Francisco Holiday
Taxi Driver
Three Views of a Secret
やはりこのカルテットは最高。ブルース、ラテン、スウィング、バラード。渋さを感じさせつつ、音楽の喜びを実感させる美しいアンサンブル。それでいて全員のソロがこれまた抜群に心地よい。休憩時間にはCDもたくさん売れていた。
この日のライヴ、アフターセッションがあるとのことだったので、ギターを持ち込ませていただいた。セッションといっても一般参加者はピアノ1、ヴォーカル1、ギター1だけで、えらく贅沢なものになってしまった。このBlueNote、ステージも豪華だし。これだけ凄いカルテットの演奏の後にセッションって、聴いてくださるお客様に申し訳ないし。ええんかいなーって言いながらスタート。
結局、4曲、どスタンダードばかりやらせていただいた。清水さんが「デュオやりましょう」って言ってくださって弾いたI Hear A Rhapsody。ソロ2コーラスで終わろうとしたら津上さんに「もっと!」ってジェスチャーされて3コーラス目に吹っ切れて盛り上がったJust Friendsなど。ピアノ&ヴォーカルのデュオ、ピアノ&サックスのデュオなど、盛りだくさんのセッションで聴くのも楽しかった。
緊張してたはずが結果的にめちゃくちゃ楽しんでしまったセッション、しかしいつも通り反省点は色々あって、エンディングで逆循環がグダグダになってしまったり、よくやるトーン絞りすぎの音色でギターの音色が埋もれてしまいがちだったり。次回はもっとちゃんとできるようにしたい。
カルテットの皆さんはこの後、広島へ。また絶対に関西に来てほしい。セッション参加されたピアノKさんとヴォーカルKさんとも友達になったし、いやほんと、音楽を通じた人とのつながりを実感。blue noteもとても心地よい店だし、また行こうっと!