現代最高のピアノトリオ、SKY TRIOライヴ

間違いなく現代最高のピアノトリオ、SKY TRIOのライヴ。南青山Zimagineにて。須藤信一郎(pf)、木田浩卓(ba)、よしじまともひと(ds)。

リズムを刻むというより空間をクリエイトするドラム、深い音色でロマンチシズムを紡ぎだすピアノ、オーケストラのように音が拡がるベース。ひたすら丁寧に大事に音楽を創る佇まい。このトリオの素晴らしい音楽を語り始めたらキリがないのだが、言葉で表現するのは無理かも。ってどっちやねん。いやもう黙って聴け。

そんなわけで、正午過ぎの南青山をぶらぶらしながらZimagineへ。初めてのこのお店、本格的な音楽空間で、めっちゃいい雰囲気。こじんまりとしていながら、ダラっとしていなくて全てがキリっとしている(なんちゅー貧弱な語彙)。

第一音からこのトリオの独特な世界に吸い込まれる。オリジナル曲を中心に、数曲は他ジャンルの名曲を織り交ぜた2ステージ。わくわくしながらその響きに身を委ねる。心地よい物語を体感するような感覚で、じっと聴き入ってしまう。メロディ、ハーモニー、リズムの全てが面白いっていうのは、当たり前のようで、なかなか貴重なことなんじゃないか。感激していたらあっという間に2時間強のライヴは終了。

昨年リリースされた2枚目のCDももちろん入手したが、やはりライヴで聴くこのピアノトリオの世界観に勝るものはない。なお、MCもめっちゃ楽しいので、そういう意味でも、最高のピアノトリオの最高なライヴだ。全ての人に聴いてほしいけど、全ての人が聴いたら、なんか悔しいかも。とにかく、また行こっと。

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