大阪での師匠、竹田一彦氏によるアルバム(2009年1月リリース)。
メンバは竹田一彦(g)、安次嶺悟(p)、井上幸祐(b)。
竹田氏といえば、日本のジャズギター界の大御所であり、このアルバムでも72歳とは思えない素晴らしい演奏を聴くことができる。
心地よいスウィング感、Gibson Jonny Smithから紡ぎ出される渋みのある音色、流れるような歌いまわし・・・聴き入ってしまいまう。ピアノとベースも、でしゃばり過ぎず、かといって控えめでもなく、絶妙な存在感で一つの空間を作り出している。ライブ会場にいるかのような感覚で一気に聴き、最後はSmileのしっとりとした演奏、もううっとりするしかない。
まさにジャズギターかくあるべしという、ひとつの理想形だと思う。