近田ゆうき&須藤信一郎のライブに行ってきた。会場は京都のロンドクレアント。須藤さんとは東京のセッションで知り合い、そのあとライヴを聴きに行ったりして親しくさせていただいていたのだが、関西で聴くのは初めて。近田さんを聴くのも初めて。
梅棹忠夫旧邸のこの場所は、東京で須藤さんと話したときに教わるまで知らなかった。学生時代に北白川の疎水沿いに住んでいた私だが、この北白川伊織町に足を運ぶのは初めて。白川通りはよくぶらぶらしていたが、細い通りに入ることはあまりなかったのよね。叡山電車を茶山駅で降りて、迷いながらたどり着く。
始めて入ってみたロンドクレアント、想像通りのめっちゃ心地よい空間。コーヒーを飲みながら、再開した須藤さんと雑談などしたりして寛いで開演を待つ。
須藤さんはアルゼンチンタンゴをはじめとする南米音楽も得意としているピアニストで、私は勝手にGonzalo Rubalcabaと共通する空気を感じている大好きなプレイヤー。近田さんはブラジル音楽を得意とするプレイヤー。なので私にとっては最高なデュオ。
今回のライヴは近田さん名義で須藤さんは共演(?)というポジショニングらしく、近田さんオリジナル曲とブラジル音楽が中心。サロンコンサートのようなサイズ感で、客がコーヒーやらアルコールやらを片手にリラックスしながら、時に笑いながら、こういう音楽を聴くっていうのは、幸せなことだ。
何やかんやと楽しんでいるうちに、2ステージ終了。久々の北白川界隈だったが、時間が遅かったので仕方なくまっすぐ帰宅。ライヴとは裏腹に、この季節にしてはえらく肌寒い一日だった。