C. Haden “First Song” が難しい

ベース川村さんとのデュオで最近何度かCharlie Hadenの名曲First Songを弾いたのだが、いやぁこの曲、難しい。何が難しいかというと、このスロウなテンポが何とも厳しいのだな。これだけの「間」をつくられると、もう、何を弾いていいのかわからずに困ってしまう。この「間」は、もちろん時間的な「間」なんだけど、この曲の場合は空間的な「間」さえ感じてしまい、思わずどこかに隠れたくなってしまうくらいだ。

Charlie Haden自身、いろんなミュージシャンとこの曲を演奏している。最近、あらためていくつか聴いてみたのだが、どのミュージシャンも、この「間」を埋めるのには苦労したんじゃないかという気がする(違うかもしれんけど)。例えばスウィングやボサノヴァを演奏する時のように、メロディが湧き上がってくる感じじゃなく、与えられた「間」を、卓越した技術を駆使して音で塗ってゆく感じ?ある時はアルペジオ、ある時はクロマティックなスケール、そしてそれらの意図的な反復によって、「間」を綺麗に彩ってゆく。「どんなソロしとんねん」という課題感を抱いて聴くとそのように穿った聴き方になってしまうのだが、素直に聴くと、どのミュージシャンもとても自然で流れるようなフレーズを奏でている。何をどのように考えたら、こんな難しい「間」がこれだけ美しく音楽的に着地できるんやろか。ひとまず耳コピーしてみるかな。

ま、とにかく、Charlie Hadenは最高だっていうことだ。

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