この夏は、Charlie Hadenをよく聴いた。そんな時に、そのCharlie Hadenの訃報が舞い込んできたのだった。ちょうど、このNocturneを入手して聴いていたところだった。
このアルバム、夏の夜にはピッタリである。ジャズというよりはラテンな曲目ばかりなのだが、まぁそんなことはどうでもいい。夏の夜に、あえて冷房などかけずに、キンと冷やした飲み物片手に、これを聴く。気分は、もうラテンアメリカ。昼間の情熱もさめること半ば、音楽と飲み物でクールダウンしながら何かの幻想を見る、そんなラテンアメリカにトリップ。ま、私は南米には行ったことないけど、そんな気分に浸れるアルバムなのだ。
こんな、目の前に景色が広がってくるような演奏って、ホンマすごいことだ。Charlie Hadenがすごいのか、Gonzalo Rubalcabaがすごいのか。どっちもすごいんでしょうね。下手なギターでも、そんなことができるようになりたい。
Charlie Hadenに合掌しつつ、今夜もこのアルバムを聴いて、とろけるような気分で寝よう。