YouTubeにJim Hallへのインタビューがあったので、見てみた。米国のLibrary of Congressの動画で、インタビュー日は2009年3月20日、インタビュアーはLarry Abbelbaum。いろんな話をしており、面白い。
- Sonny Rollinsと今でも親交がある(自身の入院中に電話がかかってきて40分も話したとか)
- 自分の作品については、昔のものは聴くが、最近のものはあまり聴かない
- ギター作品はあまり聴かないがJulian Lageなどは聴く
- バルトークが好きやねん など
Jim Hallに限った話ではないが、語り口が、演奏と似ている気がする。Jim Hallの場合、沈黙があるのだ。時々、質問への回答の途中でふと止まっているように見えて、実は言葉を選んでいたようで再び話し始める、ということがある。彼の演奏において、休符が特別に長いわけではないのだが、時に(音は出しているのに)沈思黙考しているような、あるいは何か修行僧のような印象を受けることがある。これが彼の語り口と合っているように思うのである。