Jazz Guitar Book Vol.27は、なんとビッグバンドにおけるソロギター。あまり取り上げられることがない、ユニークなテーマだと思う。きっかけは、Kurt Rosenwinkelの最近のアルバム、あとJesse Van Rullerの3年ほど前のアルバムあたりでしょうね。実際、この2名へのインタビューも取り上げられているし、これらアルバムを聴いたことがない私も、記事を読んでるうちに、聴きたくなってきた。
私の師匠・菅野義孝氏の「目からウロコ」シリーズは「実践編」に突入。「酒とバラの日々」を取り上げ、これまでに連載されてきたソロ、バッキング(コンピング)、ハーモナイズの例が紹介されており、勉強になる。これまでに紹介されてきた「目からウロコ」な考え方が適用されており、復習になるとともに、非常にシンプルなアイデアによってジャズが演奏できるのだということの証明にもなっている。
あと、廣木光一氏の連載が新たに始まった。この人については、以前、イオンの中古CDセールでたまたま見つけて、何となく(失礼)入手した「Tango Improvisado」が予想を大きく超えて素晴らしく、感銘を受けたことから、非常に興味があった。今後の連載が楽しみである。