尊敬するJim Hallが、12月10日に自宅で亡くなった。
Jim Hall, Jazz Guitarist, Dies at 83
享年83。最近の映像では、さすがに指の動きに衰えが感じられてはいたが、それでも現役のトップクラスのプレイヤーだっただけに、ショックだ。来年1月にはRon Carterとの来日公演も予定されていたし。
Jim Hallのライブには行ったことがないが、CDは聴きまくってきた。これからも聴き続けるだろう。好きなアルバムは、まぁ月並みだが次の通り。ジャズギターを弾く人間なら、これら全て必携の教科書だと思う。
Bill Evansとのデュオの傑作”Undercurrent”。これはもう、他に類を見ない美の頂点。ピアノ+ギターというデュオはたまにあるが、この境地にまで至ったものはないと思う。
“Concierto”、いわゆるアランフェス協奏曲。Rodrigoの名曲を題材に、Jim Hallがそのユニークなスタイルを披露する。独特な「間」やリズムを聴かせつつ、落ち着いた大人のサウンドを展開。
Ron Carterとのデュオの傑作”Alone Together”。これも、ベース+ギターというデュオの頂点に立つ作品だ。シンプルで地味な編成なのに、これほどまでに広がりを創り出すJim Hallのギター。驚きだ。
ついに生で見ることができなかったJim Hallだが、ジャズギターに対する考え方は、これらのCDから多く学んだ。聴けば聴くほど、発見がある。
ご冥福を祈ります。
はじめまして、mazuと申します。おちゃらけで音楽紹介のブログを書いてます。
実はギターおたくでもありまして、このたびのジム・ホールの逝去の報に接し、深い悲しみの中、追悼記事を書かせていただきました。
そしてついジム関連のブログをチェックしていて、貴ブログを拝見させていただき、あらためてジムの偉大さを偲びました。
つたない記事ですが、ぜひお立ち寄り&お立ち聴き(音源のせてます)下さいませ☆
http://ameblo.jp/musiclover2920042/entry-11727486710.html
mazuさん、はじめまして。
コメントいただき、ありがとうございます。
Jim Hallが亡くなったことは残念ですが、思いを共有できるファンがおられるのはありがたいことです。
mazuさんのサイトを拝見しました。貴重な音源、そしてmazuさんご自身の演奏も聴かせていただきました。
今後もどうぞよろしくお願いいたします!