Kobe Heaven’s “Sake” Jazz Band

新型コロナが少し落ち着き、諸々の活動が徐々に再開してきたタイミングで、凄いメンバによるジャズライヴ。会場は神戸酒心館ホール。パイセンの車に乗せていただき、聴きに行った。

上記ホールのウェブサイトにある通り、酒心館は酒蔵で、「酒心館ホール」は敷地内の酒蔵を利用した多目的ホール。駐車場から酒心館に入り、ホールに直行せずに蔵元ショップ「東明蔵」に足を踏み入れたら、これが酒飲みにはパラダイスすぎて困ってしまった。日本酒と、それにピッタリ合う日本全国のつまみが色々と販売されており、この場で買って飲み始めたい気分になる。

そんな気持ちを抑えて、ホールへ。このホールが、酒蔵を利用しただけあって、木の雰囲気が最高なのだ。サイズもちょうど良くて、綺麗だし、演奏を聴く前から興奮し始める。この日は100席が完売とのことで、コロナ以前のような心地よい賑わいを取り戻しており、嬉しい。

このライヴは、現代美術家松原昭俊氏の作品とのコラボレーションという趣旨もあり、ホール内にいくつかの作品が展示されていたほか、特にステージは大型スクリーン作品を背景にした素敵なつくり。

さて、主催者の挨拶の後に演奏開始。山崎小夜子(vo)、五島健史(tb)、田中洋一(tp)、浅井良将(as)、岩佐康彦(pf)、中島教秀(ba)、小松尚人(dr)。

まずはヴォーカルによる「酒造り唄」。おそらくこのジャンルの音楽を聴く機会というのは貴重だと思うのだが、何とも難しい歌。楽譜として残されていないので、耳コピーで保存、再現されたとのこと。杜氏が歌うのを聴けば、また違った意味を発見できるのかもしれないが、まずはきっかけとして貴重な音楽を聴けた。

その後は、セプテットによるハードバップ、時に編成を変えながらスタンダードなジャズ。さすがに一流のプレイヤーによるセッションは、最高のグルーヴで楽しい。当然のことかもしれないが、グルーヴが安定しているのは心地よい。プロに対して「安定」って失礼な話だが、自分自身が下手くそ演奏をする人間だから、どうしてもそういう耳で聴いてしまう。休憩後の2ステージ目もヴォーカルとインストで、様々な音楽を聴くことができた。

個人的には、3管という編成を聴く機会はあまりないので、このライヴはかなり楽しかった。また、狙い通りドラムの目の前の席に陣取ることができ、小松氏の手元をじっくり観察できたのも勉強になった。ドラムの練習も、ちゃんとせなあかんなぁ俺。

帰りは、案の定、ショップを素通りすることはできず、酒と土産を購入。量り売りの純米吟醸を買ったので、またしばらく(ってすぐに飲んでしまうけど)楽しめそう。

外に出たら、もう薄暗く、11月末ってことで、ちと寒い。今秋はジャズフェスなんかにも行けず(あまり開催されず)残念だったが、こんな感じで、ぼちぼち芸術の秋も復活してほしい。

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