Mike Morenoのデュオシリーズ、年が明けて再開。新年一発目はGilad Hekselman。ホンマ次から次へとすごい人を呼んでくるねー。流石。ちなみにGiladって、ギラッドというよりガラッドに近い発音なのね。
色んなプレイヤーとのデュオを楽しめるシリーズだが、今回はかなりサウンドの方向性が似た二人のデュオ。空間系のサウンドが交錯する。音作りに関しては、Gilad Hekselmanの方がディレイを強めに利かせているかな。しかし、紡ぎだすフレーズはそれぞれの特徴が表れたものであり、面白い。やはりMike Morenoには抒情的な音楽性を感じる一方、Gilad Hekselmanはもっと動的なフレージングが目立つ、という感じかな。途中でルーパーを駆使したサウンドも作り出したりして、面白い。
同じBrooklynのそれほど遠くないところに住んでいるという二人。コロナ禍で大変ではあるが、クリエイティブな活動はしっかりと生み出されている。ニューヨークのジャズギターシーンの動きはこれからも楽しみだ。