Mike Moreno & Mike Sternにひれ伏す

Mike Morenoの自宅からのデュオシリーズ、第5弾のゲストはなんとMike Stern。なんか毎回、ゲストすごいんですけど、どうなっとんじゃ!そして、今回は特にインタビューも行われて、その内容がすごかった。

いつものようにESTの日曜晩6時にYoutubeにアクセスし、いつものようにセッティングが遅れてMike Morenoが謝りながらスタート。セッティングの間もMike Sternはあの独特のトーンでギターを弾いてる。ウォームアップなのか練習なのか、とにかくギターを弾くことが楽しくて仕方ないんだろな。

そういうわけで、のんびりとインタビューがスタートしたのだが、前述の通り、その内容が面白かった。Berklee時代の話、Miles Davisのバンドでの話、Jacoとの話など、素晴らしくエキサイティング。Milesとの逸話なんか、バカ話を含めてめっちゃオモロい。もうホンマ、知らんかった話がどんどん出てくる、出てくる。

そして、2016年のケガの話。大変だったようだが、もうひたすら笑顔でいつものノリで話すMike Sternに感動。今も右手は完全な状態には戻っていないようで、接着剤(糊)を使ってピックを指に付けている。その経緯なんかもしっかり話してくれて、興味深い。演奏中は、まれにそのピックがベストポジションからずれてしまうみたいで、左手で修正したりする。そんな時も、ニコニコ笑いながらなのよね、Mike Stern。すごいわ。なんやかんやで、デュオ演奏の後ではMike Morenoがそのピックを自分の額にくっつけて「これならピック紛失の心配がないな!」って。コラッ!相手はMike Stern様やぞ!

インタビュー後、この日に演奏されたのはJean PierreとStraight, No Chaserの2曲。前週に録画されたデュオ映像は別途公開された。Mike Sternはあのユニークなトーンが全開。Mike MorenoがJean Pierreを弾くのは初めて聴いたが、これまた素晴らしいのだな。いやホンマどんな曲でもサマになるというか、しっかり自分のサウンドで聴かせてしまうのにはあらためて脱帽。いやもう、ひれ伏すしかないデュオ演奏。

大怪我を乗り越えてなお凄まじいパワーと楽しくて仕方がない音楽を聴かせるMike Stern。ホンマに感動した。

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