「ニューヨーク・ジャズ・アップデート: 体感する現在進行形ジャズ」。現地で長年活動した写真家・音楽ライターの常陸武彦氏が、最近のニューヨークのジャズシーンをコンパクトにまとめたもの。
Chapter8が「コンテンポラリー・ジャズ・ギタリストの肖像」となっており、「ジャズ・シーンの最先端を切り拓く『ジム・ホールの子どもたち』」について紹介されている。情報の深さは、ニューヨークのジャズギターシーンの技法的な分析などはなくて、誰が活動していて注目されているかという程度にとどまるが、その他の章で紹介されている内容は広く網羅的で、知らないこともわりとカバーされていたりするので、楽しい。こういう本は、眺めているだけで刺激になるから、いいねぇ。