枚方宿ジャズストリート出演

2016/11/13(日)、枚方宿ジャズストリートに出演させていただいた。今回は、「高寺和美クインテット」で出演。

枚方市駅で京阪電車を降りると、もうジャズ一色で、演奏は聞こえてくるわ、楽器を持った人やスタッフらしき人々があちこちを歩いているわで、とても楽しいムード。盛り上がってくる。

会場は「喫茶エリート」。古くからやっておられる店だそうで、マスターがジャズファンとのことで壁面にはいい感じのジャズのポスターなどが飾られている。

寝屋川micci倶楽部のママやパパも、駆けつけてくださった。いつも本当に感謝!

そうしているうちにメンバー集合。そこらじゅうからジャズが聞こえてくるリラックスしたムードで、世間話などをしながら時間をつぶす。

この会場では、我々のバンドがトップバッターだったので、わりと余裕をもってセッティングすることができて、15:00に演奏スタート。

  • I’ll Close My Eyes
  • Someday My Prince Will Come
  • Girl from Ipanema
  • Misty
  • Nica’s Dream

ひとまず、破綻はなかったので、よしとするか。喫茶エリートは満席で、お客様にも盛り上げていただき、雰囲気も最高だった。

演奏後も、メンバみんなでコーヒーを飲みながら次のバンドの演奏などを聴いてゆっくりした。

天気も良く、雰囲気も良く、演奏も鑑賞も楽しく、最高なジャズフェスティバルであった。芸術の秋、ますます盛り上がっております!

Jazz at Sanjo vol.15

今年も、Jazz at Sanjoが開催された。昨年に引き続き、今年もスタッフとして春から準備活動にも参加し、当日はle club jazzの会場スタッフも担当。併せて、同会場の1バンドで演奏もさせていただいた。

前日にスタッフ仲間で一部の会場に機材の搬入や設置をし、当日は朝から続きの機材搬入作業。事務局リーダの人脈で、いろんな所からスタッフが集まって、共同作業。

私は12時過ぎにle club jazzに入り、準備開始。間もなく1組目のバンドが到着し、セッティング開始。演奏開始。レベル高いぞ。2組目もレベル高いぞ。3組目も・・・

で、自分が出演するバンド「寺田昭也クインテット」(寺田昭也(as)、高橋賢一(pf)、辰井智史(ba)、松本尚人(dr)、私(gt))の順番が来た。事情により入れ替え時間がほとんどなかったので大慌てでセッティング。会場のアンプは使ったことないし、この日のために自前ZT Lunchboxのセッティングを調整してきたので(というほどの設定項目ないけど)、Lunchboxを使用することにした。エフェクターはHall of Fame(リヴァーブ)のみ。

  • Confirmation
  • Have You Met Miss Jones?
  • Black Nile
  • Oleo

もう一曲、予定していたのだが時間の都合で割愛。残念。演奏は・・・かなり熱く盛り上がった。最後のOleoはテンポ速すぎで、ついていけなかった(録音を聴いたが、明らかにビートに乗れていない)。

バンドの中でギターの音色が埋もれてしまいがちなのが悩みであったが、今回は「これでいこう」と決めていたセッティングにより、何とかうまくいったと思う。肝心の演奏は、反省点が多々あるので、ちゃんと次の演奏までには克服しておこう。ってそんな簡単なことなのか?

とにもかくにも、会場はほぼ満席だったし(ありがとうございました)、大問題もなく無事に演奏を終了。残るバンドのPA調整なども対応し、本会場の京都文化博物館へ。

本会場の演奏を聴きながら片付け作業。ひと通り片付けて、解散。秋のメインイベントの一つ、楽しかった。また明日から修行!

2016年 上期振り返り

2016年の練習計画に対する達成度合いを振り返る。

1.練習
(1)any key
 練習できていない。全くやっていないわけではないのだが、練習不足。左脳での理解(度数でのコード進行の理解)はある程度できるが、即座に演奏できるかどうかは別物。右脳での対応(コードサウンドやベースラインの理解と、それに応じて指が自然に適切なフレットに動くこと)はできていない。
 なんで練習できていないかというと、「先が見えないから」なのよね。このままひたすら弾いていれば、できるようになるのか?が実感として把握できないのだ。どうしたものかな。でも、これからの下期でやることは、「とにかく練習をする」ことしかないわな。

(2)イントロ、エンディング
 とりあえずセッションなどではイントロやエンディングは弾くようにしている。イントロはテーマ最後の8小節あたりのコードを弾いたり、それがマッチしない時は思いつくものを弾いたり。さらにネタを仕込みたいところ。エンディングも同様だが、イントロよりもネタが少なくて、イマイチか。やはり色々探求して、仕込んでおく必要がありそう。

(3)無伴奏ソロ
 たまにポロンポロンと弾いてみたりはするが、練習と認識してやっていないので、モノになっていない。下期は、毎日1曲、やるようにしよう。

(4)リズム、テンポ、タイム
 苦手意識があるので、ルーパを使ってどんどん練習をしている。効果は出ているだろうと思うのだが、実際のところ、どうなんだろうか?セッションなどでもコンピングで音を出したタイミングがちょっと遅かったと感じることが多々あるので、引き続き修行が必要。

(5)アドリブ
 コンピングの練習に重きを置いているので、アドリブの練習はやや少ない。レッスンでも指摘されたことだが、アドリブはしばらくは優先順位を下げよう。

2.演奏
(1)セッション
 セッション参加を振り返ってみる。いわゆるジャムセッションは4回だから月1回の計画に未達だが、ライヴをやっているので、人前での演奏は半年で11回。しかしジャムセッションでは失敗することが多いから、やはりジャムセッションへの参加を増やす必要がありそう。

  • 1/29 micci倶楽部(ライヴ後のセッション)
  • 1/30 yugeya(トリオ解散ライヴ)
  • 2/17 Ansonia Cafe(ライヴ:ギターデュオ)
  • 3/6 yugeya(蔵ジャズの公開リハ)
  • 4/2 micci倶楽部(セッション)
  • 5/14 パーティー演奏(ライヴ)
  • 5/15 フェスティバルエントリ音源録音
  • 6/1 Cellar(セッション)
  • 6/4 micci倶楽部(セッション)
  • 6/5 枚方フェスプレイベント向け練習
  • 6/12 枚方フェス(ライヴ)

(2)ジャズフェスティバル
 上期はジャズフェスティバルは少ないから、2つだけ。ただし東近江での演奏は、何かと反省点が多かったので、秋のフェスティバル時期にはちゃんとリカバリすることが必要。

  • 3/6 蔵ジャズフェスティバル
  • 4/24 びわこジャズin東近江

ということで、あっという間に下期も終わってしまうと思うので、しっかり課題を認識して練習に取り組むことにする。

相対性理論勉強中

理系学部出身であるが、大学では物理学は専門として勉強したことなかったので、突如、勉強開始。きっかけは、竹内淳著「高校数学でわかる」シリーズ(講談社ブルーバックス)を書店で見かけたこと。このシリーズは、相対性理論、量子力学、電磁気学、熱力学などの大学レベルの理工学を、高校数学しか知らない読者に対して丁寧に解説するもの。それで、早速、このシリーズの「相対性理論」を入手し、読了。

高校数学でわかる相対性理論 (ブルーバックス)

この本は、いわゆる相対性理論のうち、「特殊相対性理論」を解説したものだが、いやホンマ、目からウロコが落ちた。まぁ、そもそも、相対性理論をちゃんと勉強したことないので、ウロコ云々があったわけではないのだが、大学1、2回生の頃に読んだブルーバックスの素人向けの相対性理論の本が、全く数式を使わずにイメージの話しか語らないもので、全く意味がわからなかったのに対し、この「高校数学・・・」のわかりやすいこと。ローレンツ収縮や双子のパラドックスなどが数式で導かれるのには、あまりの明快さに唸ってしまうほどだ。特殊相対性理論って、こんなにわかりやすいものだったのか!

趣味で相対論

特殊相対性理論は、上記「高校数学・・・」できっちりと解説されているように思うが、調子に乗って一般相対性理論までいっとこか!と思い、現在、「趣味で相対論」で勉強中。独特な語り口で楽しく勉強できる本である一方、所々、(少なくとも私の頭脳にとっては)論理の飛躍あるいは説明の省略しすぎと思われる箇所があるが、なんとか読み進めているところ。

まぁとにかく、数学で美しくロジックを組み立ててゆくという世界は、心地よい。

tc electronic Hall of Fame REVERB

tc electronicのリヴァーブHall of Fameを手に入れた。以前から、ギターの音がバンドのサウンドに埋没してしまいがちなことが気になっており、どうしたものかと悩んだ末にこれを入手したわけであるが、これ大正解であった。

tc electronic Hall of Fame REVERB ギターエフェクター
セッションやらライヴやらで自前のアンプを使う時はZT Lunchboxを持って行くのだが(というか、これしか持ってない)、環境によってものすごくデッドなサウンドになってしまうことがある。ジャズギターならではのダークな感じであればいいのだが、存在感をおさえつけたようなサウンドは非常に不満であった。

で、このHall of Fameを使うと、音がいきいきとしてくる。立体的というか、奥行きを得るというか、そんな感じ。ただし、設定は「薄め」にしている。あまり濃い目にかけると、ちょっとわざとらしいリヴァーブがかかってしまう(ただし、これは好みの問題)。

これで、練習もライヴもますます楽しくなってきている今日この頃!

Pat Metheny@サンケイホールブリーゼ

Pat Methenyのライヴを聴きに行った。2016年5月18日、大阪サンケイホールブリーゼ

メンバーはPat Metheny(gt)、Antonio Sanchez(ds)、Linda Oh(ba)、Gwilym Simcock(pf, key)。

2014年に神戸で聴いた時には最前列の席だったのだが、今回は、1階のかなり後方の席(涙)。まぁしかし、ナマでPatの演奏を聴けるのは、ありがたいこっちゃ。

少し早目に会場付近に到着したので、ひとまず腹ごしらえ。大阪駅前第三ビルの地下、はがくれで生醤油うどん。いつ食っても、美味い。

ゆっくりしてたら、開場時刻になったので、会場へ。Pat仲間(というか、Pat道の師匠)に会い、早速Patの話で盛り上がる。開演時間が近づいたので、自分の席へ。

セットリストは、次の通り。タイトルを知らない曲も多かったので(Pat道、まだまだ修行中)、Patweekのサイトを参考にさせていただいた。というか、そのまま情報をいただいた。

Into The Dream (Pikasso guitar intro)
So May It Secretly Begin
Have You Heard
Sirabhorn
Missouri Uncompromised
Unquity Road
Travels
James
Midwestern Nights Dream
Last Train Home
The Red One
Farmer’s Trust
不明曲
不明曲
 
How Insensitive (PM & Linda Oh duo)
Phase Dance (PM & Gwilym Simcock duo)
Question & Answer (PM & Antonio Sanchez duo)
Minuano (Six Eight)
 
[Encore]
Are You Going With Me?

And I Love Her (PM solo)

前回聴いた神戸もそうだったのだが、Pat Metheny、2時間半、ぶっ続けで弾きまくり。全く疲れを見せない。MCも、メンバー紹介のみ。あとは、ひたすら弾く・・・もう還暦過ぎてるのに、すごいパワーだ。我々は、もう、ただひれ伏すしかないのである。

2014年のライヴは、Unity Groupとしてのツアーであり、「Unity Band」「KIN」のアルバム収録曲を中心に演奏されていたが、今回は、Patの名曲をどんどん聴かせるといった趣向のステージであった。

多くのサイトで指摘されているように、Pikasso Guitarを弾き終えてからSo May It Secretly Beginのギターテーマが始まるタイミングで、キーがズレたように聞こえた。Patweekでも考察されているが、結局、何だったのか、よくわからん。

若いプレーヤーを従えての新しいバンド。Pat Methenyの音楽は、これから、どんな進化をしてゆくのだろう?

ちなみに、今回のライヴのメンバーでのアルバムはまだ録音されておらず、最新アルバムはUnity Groupによるものと、Cuong Vu Trioとの共演である。

ユニティ・セッションズ
Unity Groupのワールドツアーを終え、スタジオで録音されたアルバム。あのライヴの感動が、よみがえる!

ミーツ・パット・メセニー
以前、Patのバンドに在籍していたCuong Vu(tp)率いるトリオとPatによるアルバム。Cuong Vuは2004年のRochester International Jazz Festivalで地元のレストランで聴いたのだが、やたらとエフェクターを駆使して奇妙なサウンドを聴かせており、個人的にはよくわからなかったのだが、あれから10年以上を経て録音されたアルバムだ。

高槻ジャズストリートで大西順子トリオ

高槻ジャズストリートに行ってみた。実は、関西に住んでいながら、この高槻ジャズに行くのはこれが初めて。今年は、公式サイトを見てたら大西順子の名前が出ていたので、「これは、行かなあかんやろ!」ってことになった次第。

JR高槻駅と阪急高槻市駅の周辺の50以上の会場で並行して繰り広げられるジャズフェスティバル。ジャズフェスは、完全なリスナーとして歩き回るのは久々だが、やっぱりこの雰囲気は、とても楽しい。昼間っから、そこらじゅうでビール飲んでる人がいるし、肉を焼くいい匂いが漂ってくる。

さて、昼間の演奏を少し聴いたり、近所の居酒屋で飲み食いをしたりしてから、会場の高槻芸術劇場へ。前のステージの演奏の最後の方でホールに入り、座席を確保。

大西順子を生で聴くのは、これが初めて。この人のアルバムは、1998年頃に「Play, Piano, Play」を手に入れて聴きまくったり、これ以外にも数枚のアルバムを持っていたり、図書館でビデオを借りて見たこともあった。しばらく表舞台から姿を消した後、復帰するも、数年で引退宣言をしてしまい、結局、生で聴く機会を逸してしまっていた。

それがなんと、この高槻ジャズで、しかも無料で聴けるって、どういうこっちゃ!ということになったのだが、とにかく、ライヴが始まった。

何とも地味な感じでステージに登場、そのまま椅子に座ってメンバと言葉を交わした後、マイクを握って聴衆に向かい、「あ、どうも大西です」。隣の大西さんが回覧板持ってきたような挨拶だな。司会者が紹介した新アルバムのタイトルか何かが間違ってたとのことで、訂正の紹介。そして演奏開始。

一曲目、How High The Moon。途中から、「これは、よく聴いたフレーズだ」と思い当たること多数。大西節というのだろうか、手癖というのだろうか。そして、最後にテーマに戻る(戻るというか、最初にテーマ弾いてない)時の大興奮!このアレンジも、この「Play, Piano, Play」と同じだ。でも、興奮してしまうのだ。今まで、アルバムを聴きながら「Yeah!」と拍手していた部分を、遂に生で拍手できた次第。
プレイ・ピアノ・プレイ

一曲目の後、大西順子、何か話し始めたが、鳴り止まぬ拍手に苦笑、「やっぱり大阪はすごいですね」。メンバー(山田玲(dr)、米木康志(ba))紹介の後、新アルバム「Tea Times」からTea Time No.1とNo.2など。

パワフルなタッチ、シャープなサウンドは、まさに大西順子そのものだ。後ろの方の席についたのだが、それでもはっきりと指の動きがよく見える。本人曰く、これは正しい奏法により、手にうまく筋力がついており、指が独立して大きく動くことができるようになったためらしい。うーん、素晴らしい。単に力任せに鍵盤を叩いているのではないのだ。実際、ピアノのサウンドが説得力を持って我々の耳に入ってくるのだから、表現と技術がきっちりと対応しているわけだ。

スケジュール通りの21:00きっかりに演奏を終えるあたり、これまた硬派なプロの仕事だ。

これから、ますます活動を活発化されることに期待。

びわこジャズ東近江

びわこジャズ東近江に出演させていただいた。

出演したのはフェスティバル2日目の4月24日。ガチャコンJAZZトレインでサックス山田さんとのデュオ、そしてレストランLa Cocotte(ラ・ココット)でサックス山田さん、ベース川村さんとのトリオ。

今年も、とても良い天気で、屋外ジャズ日和。八日市駅~近江八幡駅を往復するJAZZトレインは、これまた気持ち良い列車。演奏中は、あまり外の景色を眺める余裕はなかったが、それでも春の陽気の中で演奏を楽しむことができた。ただし、ギターとサックスのデュオっていうのは初めてで、まぁ色々課題を感じた。修行しよう。
Songs Oneこれ聴いて勉強したつもりだったが、なかなか思い通りにはいかん。JAZZトレインの後は、屋外の店でタコライスを食べながら他グループの演奏を鑑賞。顔見知りも多い。皆、上手いなぁ。

16時からLa Cocotteで演奏開始。一応、破綻なく終えたが、やはり課題を感じてしまう演奏だった。タイム感というか、テンポというか、そのあたりを鍛えなくてはならん。音量コントロールも、毎度のことながら、課題あり。
Songs Two
編成ではこのトリオと同じ。ここでのVic Jurisのコンピングは、絶妙で素晴らしい。ちょうどいい具合の存在感で、バンドのサウンドを支えている。もうちょっと真面目に聴きこんで、勉強しようっと。

蔵ジャズフェスティバル出演

2016年3月19日、京都の蔵ジャズフェスティバルに出演させていただいた。京都市伏見の酒蔵エリアの「日本酒まつり」と同時に開催されるジャズフェスティバル。今回、初めて出演させていただくことになった。

今回は、Koto Trio名義ではあるが、ベース川村さん、アルトサックス寺田さんとのトリオ。初めての構成だが、一度だけ、この3人で今月初めに近江八幡のYugeyaで演奏させていただいた。

さて、今回の出演会場は、カフェ桃山78。アジア料理のレストラン。早目に会場に到着。というか、間違えて、えらく早めに到着してしまった。店の前では、飲み物やら何やらの出店もあり、盛り上がっている。スタッフに挨拶をして、店内に入る。ジャズフェスの演奏は2階で、1階は通常営業をしている。

1階の席に座り、「トムヤム麺ランチ」を注文。これで850円は、安いぞ。で、とても美味しい。エキゾチックな香りと味だが、日本人の舌にもピタッとくるのよね。「これは、いいねぇ」などと独り言をつぶやきながら食べ終わったところに、サックス寺田さん登場。

寺田さんも同じトムヤム麺を注文。確か、この店に下見に来たときにも同じものを食べてはったんじゃないの?やっぱり、美味しいのだな。

そうこうしているうちに、前の組の演奏が終わり、準備開始。今日は電車移動のため、譜面台をあえて持たずに来たら、やっぱり弾きにくそう。と思っていたら、ビールケースがあったので、それを裏返して使用させてもらうことにした。よし、完璧(譜面台は)。

あわただしく準備をし、定刻になったので、演奏スタート。

  1. There Will Never Be Another You
  2. Black Orpheus
  3. It Could Happen to You
  4. Body And Soul
  5. All The Things You Are
  6. Straight, No Chaser

ある程度はいろんな所で弾いてきた曲だし、全体に、トラブルなく演奏できた、って感じか。イントロでミスタッチという情けないシーンがあったのと、エンディングはもう少し練っておいた方がよかったかな、というのと、あとはソロのネタを少し仕込んでいたが本番では全く出動せず、といったあたりが反省か。

終演後は、サックス寺田さんと日本酒まつりを徘徊。フラフラと歩いているうちにキザクラカッパカントリーにたどり着いたが、中央のオープンスペースがどえらい人で混雑。諦めて周辺の店を探したが、どこも晩の営業前の休憩中で、閉まってやがる。けしからん、と言って、やっぱりキザクラに戻って、大吟醸などを少し飲む。

結局、大手筋商店街の居酒屋で1時間ほど飲んで「反省会」実施。何の反省もせずビールと酒を飲んで反省会を終了し、解散。

新しい構成のトリオ、スタートはなかなか順調。今後は、何か新しい味を加えていきたいところ。

Energies of Change

Energies of Change [日本語解説つき]

David Gilmoreの”Energies of Change”。コンテンポラリーなスタイルのギタリストはたくさんいるが、その中でもDavid Gilmoreは絶妙なバランス感覚で、トップクラスのクォリティだと感じる。ピンクフロイドのDavid Gilmourとは別人、念のため。

この心地よさは何か。まず、音色のバランス感覚。エレクトリックギターにおいては、クリーンで甘い音色がベース。他の楽器にぶつからず、うまく溶け合いながら、しかし埋もれることなく、いい艶を出している。楽曲によってエフェクトがかかっているが、これがまた歪み過ぎず、絶妙な感覚。アコギも、シャリシャリ感が強すぎず、よろしい。

フレーズやリズムについては、バップに根差したセンスの上で、自由でコンテンポラリーな歌を歌っている感じで、これまたバランスがいい。

そもそもBen Williams(ba)、Antonio Sanchez(dr)といったメンバーだから、Pat MethenyのUnity Group的なサウンドになるのは当然なのかもしれないが、そのリズム隊をバックにDavid Gilmoreならではの音楽が繰り広げられてとてもユニークな世界を作り出すことに成功しているという感じか。

古さと新しさが綺麗に混在する、ずっと長く聴ける素晴らしいアルバムである。

Energies of Changeというタイトルが、なんか意味深だが、どういう背景なんやろか?