Nelson FariaのThe Brazilian Guitar Book。ギターでブラジル音楽を演奏するにあたって、基礎的な教則本の決定版。
世の中にはボサノヴァの教本はたくさんあるが、ボサノヴァ以外も含めたブラジル音楽の教本というのはなかなかないと思う。この本では、サンバ、ボサノヴァ、ショーロ、フレーヴォ、バイオンについて、概要と実際のギター演奏の方法が解説されていて、貴重。
とりあえず今はサンバを重点的に練習しているのだが、いくつかのリズムバリエーションとその違いを明確に解説してくれているし、基本的なリズムに加えて、João Boscoなど名手のコピーも部分的ながら紹介されており、ホンマ素晴らしい。
私は電子版を入手し、音源はSherMusicからダウンロードしており、それで十分なのだが、電子版は使いにくいという意見もある模様。好みとか使い方によるのかも。
ブラジル音楽は幅広いので、もちろんこの本で紹介されている分野ですべてがカバーされるわけではないが、まずはこの内容をカバーすることで、代表的なリズムの基礎が固まると思う。
ま、グルーヴを生み出せるようになるためには、その先の練習が大変ではあるが。