びわこジャズフェスティバル2013が終了し、ベース+ギターというデュオで活動を続けることになった。ベース川村さんと、いつものスタジオでデュオ練習。
ある程度弾き慣れたThere Will Never Be Another Youを応募用音源の本命と位置づけて演奏したものの、なんかテーマをトチってしまったり(汗)、思うようにソロが流れなかったりで苦労。ソロに入ったとたんに走り出してしまう初歩的な失敗もアリ。
曲を変えて、Fly Me to the Moon、枯葉、Alone Together、酒バラ、Straight, No Chaser、There Is No Greater Loveを演奏し、それぞれ録音してみた。後で聞き返してみたら、Another YouよりはFly Meの方がギターソロはいいかもしれないが、ボサノヴァ風のコンピングがダメな感じ(とういか、ベースとうまくかみ合っていないのかも)。
そもそも、ベース+ギターというのは「間」が難しいというか、怖いというか、かなりプレッシャーを感じる編成だ。しかし、これをうまく乗り越えれば、ひとつ成長するような気がする。とにかく真面目に練習するのみだ。
練習後にマクドでコーヒー飲みながら、二人で今後について相談。というか雑談半分。引き続き頑張りましょうということで、ひとまず解散。
ジャズの世界でベース+ギターといえば、おそらく最も有名なのはJim Hall & Ron Carterの”Alone Together”。この盤で巨匠二人が創り出す空気というのは、もう私にとってもバイブル的な存在なのだが、他にも優れた録音がいくつかある。
井上智&北川潔の”Live at Smoke”も、そのうちの一つで、素晴らしい熱気を感じさせる名盤。井上智は速弾きとかで聴かせるタイプではなく、暖かい音色やフレーズを丁寧に紡ぎ出し、トータルなサウンドで聴かせる。北川潔はぶっとい音色で力強く歌うベーシスト。上述の”Alone Together”とは一味もふた味も異なる、これまた魅力的なデュオ。