杉浦伝宗「ミニ書斎をつくろう (メディアファクトリー新書) 」を読んだ。
「ミニ書斎」というのは、著者による定義があるのだが、まぁ要するに小さい書斎、しかも男のための書斎というもの。本書では、具体的に「なぜ、ミニ書斎なのか」「ミニ書斎で何をするのか」「ミニ書斎をどこにつくるか」「ミニ書斎をどうつくるか」などが建築士の立場で述べられており、面白い。
ミニ書斎は、男の趣味のための空間であり、男が家族との接点を持ちながらも「籠る」こともできる場所。そこで趣味にそこそこ没頭することで、心をリフレッシュし、明日への活力を養うこともできる、というもの。
まぁしかし、そやね、男は書斎に憧れるし、そこそこ小さな空間に籠ることは心地よい。そこに書棚とか、好きなオモチャなどがあれば、本当に最高だ。この本では、あらためて、自分のそんな書斎への憧れを刺激されたし、自分でもミニ書斎をつくってみたくなってきた。
私自身は、趣味といえば音楽であり、まぁ書斎は持ってはいないが家の中でギターを練習したりする場所はある。リビングとして利用しているダイニングにも、自分の書棚として確保している場所があるし、自分の定位置もある。このブログもそこで書いている。これは自然発生して定着したミニ書斎なのだろう。これを発展させて、敢えてミニ書斎なるものを意識して設けたら、ひょっとしたら新しい世界が開けるのかもしれない。