第7回びわこジャズフェスティバルin東近江に出演させていただいた。
今回は、「近江鉄道JAZZトレイン」での野本さんとのギターデュオと、「トライアングル・ステージ」でのKoto Trio(ギター野本さん、ベース川村さんとのトリオ)。
JAZZトレインでの演奏は初めてで、なんかワクワクしながら八日市駅に到着。すると、なんとギター野本さんが電車を乗り間違えたので間に合わないかもしれないという連絡。ホンマかいな!フェスティバルのスタッフさんに色々と相談した結果、野本さんはギリギリの列車で到着できるはずだということが判明。少し安心した。
いやぁ、こういう時のために、完全なギター独奏っちゅうのは練習しておくべきだと痛感。Joe Passみたいなやつね。スタッフさんには「(野本さんが間に合わなければ)ギターソロやったら?」と気楽に言われたのだが、「いやぁ、ボク、無理です」と言ってひたすら野本さんを待つばかりであったのが、何か悔しい。
そろそろ時間です、という感じで、スタッフさんに連れられて改札から入ってホームへ。天気も良いし、めちゃくちゃ気持ちいい。
少し早すぎたみたいで、前の列車が到着、出発。のんびり待っている間に、私の次の列車で演奏するお兄さんが登場し、一緒に世間話。
そうこうしているうちに、JAZZトレインがホームへ。機材を積み込んでセッティングをしかけたところで、野本さん登場。間に合った。よかった。
ドタバタしている間に、JAZZトレイン出発!八日市駅から近江八幡駅までの片道20分、往復40分のステージである。
黒いオルフェから始め、スタンダードを数曲。車窓から外を眺めたりもしたいところだが、それほど余裕はない。時々、電車の揺れがあり、手元が狂うが、まぁ許容範囲内か。
近江八幡駅での停車中もとりあえず何か弾こうということで、ブルースなどを演奏。往路はお客さんは少なめだったが、八日市駅までの復路は座席はほぼ埋まった感じで、ありがたい。無事に八日市駅に到着し、片付けて退散。
次のトライアングル・ステージに向かう。ベース川村さんがぎっくり腰再発で大変らしいとの連絡。ベースを車から搬出するのが一人でできないとのことで、野本さんと二人で運び出して、前の出演者の演奏を聴きながら少し待つ。川村さん腰が痛くてしんどそう。
さて、前の出演者の演奏が終了し、セッティング開始。昨年はこの店で立って演奏したのだが、やっぱり座った方がフォームが落ち着くので、今回は椅子をセットした。準備完了し演奏をスタートする頃には、客席はほぼ満席に近い状態。ありがたいことです。
今回、私の希望でバラードを2曲も入れてしまったので、ちと長い印象だった。どうしてもやりたかったのが、Moonlight in Vermont。これ、RochesterでBob Sneiderのレッスンを受けていた時にコードソロの題材として演奏したもので、当時はボロボロで弾けていなかったし、わけがわからん感じだったのだが、曲は大好きで、春には車でVermont州に旅行に行ったくらいだった。
Vermont州こんな感じ。寒々しい画像であるが、実際はホンマ美しい所なのだ。そして、このMoonlight in Vermontはメロディも歌詞も何とも美しい。いずれは必ず人前で弾こうと思ってたので、まずは悲願達成。
そうやってのんびりしているうちに時間もなくなってきて、最後のアランフェス協奏曲は、私はソロなしで演奏。何とか時間ギリギリで弾き終えた。
終わってからトリオ3人で喫茶店でお茶飲みながら「練習せなあかんなぁ」「リズム弱すぎるなぁ」などと反省会。さぁ、次のライブに向けて、練習じゃ。