中山康樹「マイルスの夏、1969」を読んだ。タイトル通り、マイルス・デイヴィスの1969年夏を詳しく描いた本。マイルスの1969年の夏とは何なのかというと、あの “Bitches Brew” が録音された年。
この本では、1969年から少し遡ったところから物語がスタートし、「へーっ、そうだったのか」と驚く事実の連続で、マイルスの熱い1969年の夏が語られる。マイルスが如何にして多彩な人々からの影響を昇華し、自らの音楽を前進させ、そして “Bitches Brew” の録音に至ったのか。 “中山康樹「マイルスの夏、1969」” の続きを読む