Brad Mehldau – Blues and Ballads

最近、Brad Mehldau Trioにハマっとります。来日ライヴに行くから少し予習しておこうと思って来日メンバでのトリオのアルバムを聴き始めたら、ものすごく良くて、目覚めてしまった次第。

ちなみに、メンバは Brad Mehldau(pf)、Larry Grenadier(ba)、Jeff Ballard(ds)。

Brad Mehldauの演奏は、実は一度、生で聴いたことがある。2003年のRochester International Jazz Festivalで、Jack DejohnetteとBobby McFerrinのデュオの前座で、Brad Mehldauがソロ演奏をしたのだった。会場はEastman Theaterだったと思う。当時、既にアルバムも多数リリースしていて、注目のピアニストという存在であったわりには今のようなスター扱いではなかったような気がする。楽譜か何かを小脇に抱えてステージに現れ、クラシック奏者のようにビシッとおじぎをして、ピアノを弾き始めた様子を、今でもよく憶えている。

その後、現在に至るまで、録音ものではちょくちょく演奏を聴く機会があったが、特段の意識はしていなかった。今月トリオで来日するにあたり、メンバがすごいし、とりあえずチケットを入手してから、このトリオのメンバでのアルバムを聴き始めた(なんか、順序がヘンだが)。

久々に聴くBrad Mehldauのアルバム。まず、何といっても音色が素晴らしい。おそらく、タッチがすごいのだろう。シャープな音色でありながら、フレーズのモタり具合、歌い回しはジャズの王道そのもの。何となくBrad Mehldauは新しいジャズの巨匠という印象があったが、このアルバムを聴くと、新しいとかそういうことよりも、この人はとにかく骨の髄までジャズミュージシャンなんだと感じてしまう(当たり前だが)。Brad Mehldauは、間違いなく、古いジャズと新しいジャズを繋ぎ、そしてジャズを発展させる重要なポジションのプレイヤーだ。

このアルバムは、最近のBrad Mehldauの中では最も聴きやすいと言われているようだが、前述のようなトラディショナルなスタイルが前面に出ているからかもしれない。

しばらくは、やめられない。実は同い年なのだが、世界が違い過ぎて親近感がわかないBrad Mehldau。まぁ私との関係はどうでもいい。とにかくその音楽は、現代のジャズの行く末を指し示す重要な存在だ。

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