Miles Davis “Kind of Blue”

なんか、ここまでの名盤をあらためてブログに書くのは、恥ずかしい気がするな。

正直に白状すると、Miles Davisの名盤 “Kind of Blue”、実は、ちゃんとした(?)CDで持っていなかった。友人の誕生日に買ってプレゼントしたりしたことはあるが、私自身は持ってない、と(笑)。その代りに、ジャズを聴き始めた十数年前にレンタルCDを借りてきてMDに録音したものを、今まで聴いていたのだった。

師匠Bob Sneiderからの宿題で、生まれて初めて耳コピーなる行為をしたのも、この盤の一曲目”So What”。この曲のMilesのソロをコピーしたのだが、今となってはわかりやすいソロも、当時は必死で取り組んで譜面におこしたものだった。今でも、このMilesのソロはほとんど憶えている。

最近、ようやくCDをちゃんと買って、あらためて聴き直してみると、以前は聞こえてこなかった音もいろいろ聞こえてくる。So What、非常にシンプルな構成の曲ながら、ここまで深みのある音楽として響かせるというのは、やっぱり凄い。モードという手法の可能性に目をつけて一つのスタイルにまで昇華させたMilesは、やはり凄い。

でも、なぜか、ギターで今、モードの曲を弾く気にはなれない。私には難しい。Bob Sneiderのレッスンでこの曲のソロをやった時には、すぐに小節数がわからなくなって困ったが、そういう問題以前に、どうもモードでのソロは今の私には難しい。もう一度、Milesのソロを復習してみるか。

カインド・オブ・ブルー+1

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