Peter Bernstein & Russell Maloneのデュオを聴きに行った。会場は大阪中之島のRed&Blue。Russell Maloneは、10年前にRochester International Jazz Festivalで比較的大きなKilbourn Hallで聴いたことがあっただけで、間近で聴くのは初めて。Peter Bernsteinは生で聴くのは初めて。
日中は、朝に娘の運動会を観に行き、昼は帰宅し、午後に再び運動会を観に行くということをして、さて中之島へ。
開演の80分ほど前に会場入りしたが、既に最前列は一杯。ギター仲間のてっぺいさん、野本さんともに最前列に陣取っている。私は二列目に座り、ワインを飲みつつ開演を待つ。ふと横を向いたら、ギタリスト山田忍さん発見。実はウェブサイトつながりで10年以上前から交流はしていたものの、対面するのは初めて。というか先方は私の顔など知らないので、こちらからご挨拶。こんなところで対面するとは、ホンマにびっくり。
さて、時間になり、巨匠二人が登場。素晴らしい演奏を展開。二人はそれぞれ個性を持つギタリストで、絶妙なコンビネーションで美しく融合する音楽を聴かせる。スタンダードやBe-Bopチューンなどを織り交ぜ、それぞれのソロも挟みながらライブが進んでゆく。Russell Maloneがソロで「涙そうそう」を弾いたのにはビックリ。美しい。2ndステージでのFly Me To The Moonなんかも、スローな3拍子で、ため息をついてしまいそうなくらいに美しい。
途中、Russell Maloneのソロ演奏で、マイクを顔に近づけてるし、どういうことかと思ったら、なんとヴォーカルで”I’m In The Mood For Love”。これがまた、めっちゃいい。ええ声。Russell Maloneが我々聴衆に”Do you like this combination?”との問いかけ。もちろん皆、拍手喝采で回答。
M.C.は、Russell Maloneが「My name is Kazumi Watanabe!」とわけわからんジョークを言ったりして、陽気な感じ。Peter Bernsteinは笑いをとらない。関西ではボケは大事ですぞ!
ライブ終了後は、持参したPeter Bernsteinの”SOLO”にサインをもらった。なぜかRussell MaloneもそのCDにサインしてくれたが、自分のCDは持って来んのかい!売り切れたのかな?
実はPeter BernsteinもRussell Maloneも私の師匠Bob Sneiderと親しいってことなので、サインもらいながら会話をした。Peter Bernsteinが”You went to Eastman !?”と言うので、慌てて「いやワタクシはアマチュアで、Community Education Divisionのプログラムに行ってただけですわー」と回答。Russell Maloneも喜んでくれて”What’s your name?”って聞いてくれたけど、私の名前など、たぶんすぐに忘れたやろな。一緒に写真も撮ってもらった。素晴らしい思い出になるライブであった!