2020年7月リリースのRound Again。メンバは、Joshua Redman(ts,ss)、Brad Mehldau(pf)、Christian McBride(ba)、Brian Blade(ds)。なんか、すごい顔ぶれで、内容もさすがに充実。
一曲目の冒頭、一瞬にしてBrad Mehldauが最高な音空間を作り出す。音の美しさという点において、この人を超えるピアニストっていないんじゃないかと思ってしまう。ホンマにエエわ。いやもちろんピアノだけでなく、各パートのプレイを細部まで聴くことができる解像度で、カルテットという編成を思う存分楽しめるアルバム。
特にひねりもないようでいて落ち着いた印象のジャケットも、年齢不詳な感じの4人が並んでいて、これはこれでいいかも。ちなみに、全員がほぼ同世代で、Joshua Redmanが最年長。いつ見ても若く見える人だ。どうでもいいが、私も同世代。
それにしても、ジャズという音楽に期待されるサウンドを現代的な技術で見事に紡ぎだすことにより、トラディショナルとコンテンポラリーをつなぐ。この4人は、まさにそういう世代のプレイヤーなのだ。ということは、俺もか。いや、それはもうええって。