The Guitar Man

土岐英史 “The Guitar Man”。土岐英史(as)名義のアルバムだが、featuring 竹田一彦(gt)。メンバは他に宮川純(organ)、奥平真吾(dr)。

竹田師匠フィーチャーのこんなアルバムがリリースされているとは、知らなかった。反省。聴いてみて、その内容の素晴らしさに感激し、さらに反省。

曲目は、スタンダードとオリジナルを織り交ぜた内容。硬派で完璧かつ最高にスウィングするサウンドに満ちた、濃厚なアルバム。すべての楽器のサウンドが見事にブレンドし、立体感を生み出す。目の前でライヴが繰り広げられるような興奮を喚起する。

それにしても竹田師匠、80代とは全く思えない演奏。例えば20年前のアルバムの演奏と比較して、年齢を重ねられたことなど微塵も感じさせず、むしろカッコよさは深みを増しており、聴く者をますます引きつける。それは竹田師匠より一まわりほど年下の土岐氏も同じで、艶やかな音色で最高にスウィングするアルトサックスのフレーズからはパワーを感じずにいられない。

そして、大御所お二人から大きく年齢が離れているはずの宮川氏と奥平氏の演奏も、見事に熟成された大人のサウンドをこれでもかと生み出す。それぞれの世代が互いにインスパイアし合って音楽が創られているのよね。

日本のジャズは、素晴らしく元気だ。故きを温ねて新しきを知り、現在進行形で生命力を放つ。このアルバムを聴いて、私たち日本人が、そして音楽ファンが、元気にならない理由がない。

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