Jazz at Sanjo Vol.17 無事終了

Jazz at Sanjo Vol.17が無事に終了した。2018年9月17日(月祝)。メイン会場は京都府文化博物館別館ホール、サブ会場は三条通周辺のNHKホール、飲食店や楽器店、屋外など。メイン会場は関西を代表するミュージシャンがジョイントで演奏する豪華なステージだし、サブ会場もプロやアマチュアが様々なスタイルで演奏を繰り広げる。ちょうど夏が終わって過ごしやすくなる京都の風物詩ともいえるイベント。 “Jazz at Sanjo Vol.17 無事終了” の続きを読む

月・森・桜 with 田口悌治 ツアー

ライヴ告知。といっても、自分のライヴではない。九州をベースに活動する “月・森・桜 with 田口悌治” のレコ発ツアー。私が九州で師事した田口先生、久々に関西登場。

関西では三田と京都でライヴ開催予定。京都は2018年10月14日(日)19:00~、さうりるにて。 “月・森・桜 with 田口悌治 ツアー” の続きを読む

ZEK3ライヴ@ALWAYS

ZEK3のライヴ。2018年3月12日、大阪梅田のALWAYS。

ZEK3は、Led Zeppelinの曲のみを演奏するピアノトリオ。清水くるみ(pf)、米木康志(ba)、本田珠也(dr)。東京のJ-Flowのジャムセッションでピアノの清水さんと知り合ったのがきっかけだが、Zeppelinをピアノトリオで演るっていうのが、何ともイイよなー。


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Mike Moreno and Jon Cowherd

Mike Moreno and Jon Cowherdのデュオライブを聴いてきた。2017/01/16(月)、京都のle club jazzにて。

最近気になって仕方がないMike Moreno。昨年はMyMusicMasterclassでの教則ビデオを見て大きくインスパイアされたし、彼の音作りは非常に好きで、CDやらGoogle Play Musicで聴きまくっている今日この頃。今回の来日も楽しみにしていた。なので、今回のライブは、デュオではありながら、Mikeのサウンドを浴びて研究することにフォーカスしようと割り切った聴き方をした。なので以下の記述も、そういう視点に基づいている。Jonさんゴメン。

さて、この冬一番の寒波が襲った直後であり、京都はまだ少し雨か雪かよくわからんものが降っている。少し早目に会場近くに到着し、喫茶店で休憩。開場時間は19:00と19:30の2通りの情報があり、どっちかなぁと思っていたが19:00と判明。その時は既に19:20頃だったので慌てて会場入り。Mike Morenoの目の前の席はさすがに空いていなかったものの、わりと見やすい席を確保できた。

ステージには既にトレードマークとなったMarchioneギターとペダルボードがセッティングされている。取り急ぎ、気になっていたStrymon El Capistanのセッティング(コントロール)を確認した。よし!

ビールを注文して、ボケーっと待っている間に、横をすり抜けてステージ方面に向かう兄ちゃん・・・ん、Mikeだ。以前より、少し痩せたような気がするが、どうだろう?しゃがみこんで譜面の順番を直したりしてはる。機材チェックは完了している模様で、特に操作せず。そして、ギターを持つや、店内入口付近に移動し、ウォーミングアップ開始。凝視するのはなんか悪い気がして、チラチラ見つつ音を聞いていたのだが、フレットを縦横に動くウォーミングアップフレーズを弾いている模様。

そうしているうちに、開演。最初はマイクがOFFになっていたのでMikeが肉声で挨拶し、演奏スタート。おおっ、これぞMike Morenoサウンド。芯が明確であり、全く音痩せがなく、マイルド。マイルドなのに、ぼやけた感じは一切なし。

ピアノとギターというと、音がぶつかったりするイメージがあるが、このデュオはしっかりと音色が分離しており、それぞれの存在が明確である。それでいて、綺麗に溶け合って説得力のある音楽を奏でるのである。

Mikeが少しJonの方を向きながら演奏するので、こちらはギターを正面から見るというよりは、ややヘッド側から見るという角度になった。その分、Mikeの右手のピッキングはよく見えてありがたいかも。Masterclassビデオでも本人が解説していた内容の実践を確認することができた。

Jon Cowherdのピアノは、曲調に合わせてわりと音数も豊富な印象だが、決して弾き過ぎという感じではない。スタイル的にはやはりMike Morenoと似通った方向性。

プログラムは、記憶の範囲では次の通り。

1st

  • Columns(かな?)
  • Lotus
  • The Hills of Kykuit
  • Lowertown
  • あと1曲くらい
 
2nd
  • Mercy Suite
  • Still Here
  • April in Paris
  • あと1曲くらい
  • アンコール(曲名不明)

2ndの最後の曲は、MCではSpinning Wheelと紹介して弾こうとしたが、段取りを間違えていたようで、MikeがJonにI’m sorryとか言って、こちらにもApril in Parisと訂正していた。

終演後、Lotusにサインをしてもらった。この人は、いつも”What’s your name?”と聞いて、こちらの名前入りでサインしてくれるのよね。”Great concertだった!”と言って会話をした。Mikeはリラックスした様子でにこやかに言葉を交わすことができた。数年前のセミナーの時は、お疲れでややナーバスになっている印象だったけど、今回は雰囲気が違った。

期待通りのMike Morenoサウンドから、ものすごいインスピレーションを得ることができた。帰り道の三条大橋は、歩道が少し凍結気味。やや興奮気味の私であったが、転ばぬよう注意、注意。

Pat Metheny@サンケイホールブリーゼ

Pat Methenyのライヴを聴きに行った。2016年5月18日、大阪サンケイホールブリーゼ

メンバーはPat Metheny(gt)、Antonio Sanchez(ds)、Linda Oh(ba)、Gwilym Simcock(pf, key)。

2014年に神戸で聴いた時には最前列の席だったのだが、今回は、1階のかなり後方の席(涙)。まぁしかし、ナマでPatの演奏を聴けるのは、ありがたいこっちゃ。

少し早目に会場付近に到着したので、ひとまず腹ごしらえ。大阪駅前第三ビルの地下、はがくれで生醤油うどん。いつ食っても、美味い。

ゆっくりしてたら、開場時刻になったので、会場へ。Pat仲間(というか、Pat道の師匠)に会い、早速Patの話で盛り上がる。開演時間が近づいたので、自分の席へ。

セットリストは、次の通り。タイトルを知らない曲も多かったので(Pat道、まだまだ修行中)、Patweekのサイトを参考にさせていただいた。というか、そのまま情報をいただいた。

Into The Dream (Pikasso guitar intro)
So May It Secretly Begin
Have You Heard
Sirabhorn
Missouri Uncompromised
Unquity Road
Travels
James
Midwestern Nights Dream
Last Train Home
The Red One
Farmer’s Trust
不明曲
不明曲
 
How Insensitive (PM & Linda Oh duo)
Phase Dance (PM & Gwilym Simcock duo)
Question & Answer (PM & Antonio Sanchez duo)
Minuano (Six Eight)
 
[Encore]
Are You Going With Me?

And I Love Her (PM solo)

前回聴いた神戸もそうだったのだが、Pat Metheny、2時間半、ぶっ続けで弾きまくり。全く疲れを見せない。MCも、メンバー紹介のみ。あとは、ひたすら弾く・・・もう還暦過ぎてるのに、すごいパワーだ。我々は、もう、ただひれ伏すしかないのである。

2014年のライヴは、Unity Groupとしてのツアーであり、「Unity Band」「KIN」のアルバム収録曲を中心に演奏されていたが、今回は、Patの名曲をどんどん聴かせるといった趣向のステージであった。

多くのサイトで指摘されているように、Pikasso Guitarを弾き終えてからSo May It Secretly Beginのギターテーマが始まるタイミングで、キーがズレたように聞こえた。Patweekでも考察されているが、結局、何だったのか、よくわからん。

若いプレーヤーを従えての新しいバンド。Pat Methenyの音楽は、これから、どんな進化をしてゆくのだろう?

ちなみに、今回のライヴのメンバーでのアルバムはまだ録音されておらず、最新アルバムはUnity Groupによるものと、Cuong Vu Trioとの共演である。

ユニティ・セッションズ
Unity Groupのワールドツアーを終え、スタジオで録音されたアルバム。あのライヴの感動が、よみがえる!

ミーツ・パット・メセニー
以前、Patのバンドに在籍していたCuong Vu(tp)率いるトリオとPatによるアルバム。Cuong Vuは2004年のRochester International Jazz Festivalで地元のレストランで聴いたのだが、やたらとエフェクターを駆使して奇妙なサウンドを聴かせており、個人的にはよくわからなかったのだが、あれから10年以上を経て録音されたアルバムだ。