La Fusa

新型コロナの影響で外出自粛となり、家で久しぶりにクラシックギターの練習をしたりしている流れで、ブラジル音楽を多く聴いている。

これ、1970年リリース、ブエノスアイレスで録音された疑似ライヴ盤。ライヴ録音がうまくいかなかったから、スタジオ録音したものにライヴ時の拍手をミックスしたとか。それにしても、めっちゃええやないか。この時代の空気と楽曲と演奏が見事に一致し、無二の音楽を聴かせる。 “La Fusa” の続きを読む

SKY TRIOセッション@Back In Time

土曜昼、小岩Back In Timeのセッションに参加。セッションリーダーはSKY TRIO。須藤信一郎(pf)、木田浩卓(ba)、よしじまともひと(ds)によるピアノトリオ。これまでに何度か、セッションでご一緒させていただいたよしじまさんのドラム演奏の素晴らしさにシビれてしまい、SKY TRIOのサウンドにもずっと興味を持っていた。そんなSKY TRIOと一緒に演奏できる機会を逃すわけにはいかんのだ。 “SKY TRIOセッション@Back In Time” の続きを読む

Radka Toneff “Fairytales” の澄んだ空気

時々聴く、Radka Toneff(vo)とSteve Dobrogosz(pf)の”Fairytales”。

ノルウェーの歌手、1982年にこのアルバムをリリースした後に自死。という紹介をされることが多いRadka Toneff。そのRadka Toneffと、ピアノのSteve Dobrogoszがデュオで繰り広げる、限りなく澄んだ世界。 “Radka Toneff “Fairytales” の澄んだ空気” の続きを読む

Peri’s Scopeをコピる

Bill EvansのPeri’s Scopeの演奏を聴いていて、「これはコピらなアカンやろ」と思い、しばらくサボっていたtranscribeに着手。名手の感動的な演奏は、奇をてらった音使いなどではなく、タイミングとか歌い回しとか音色とかが成すものだということは、既に確信しているが、Bill Evansには殊更それを感じる。 “Peri’s Scopeをコピる” の続きを読む

THE OSSAN BAND “ONE”

天野丘(gt)をリーダーとする”THE OSSAN BAND”のアルバム”ONE”。先日、天野氏が小島のり子(fl)トリオで関西に来られた際に入手し、サインもしてもらった。

どういうアルバムかというと、文字通りOSSANなジャズミュージシャン4人がロックをするというもの。ロックやポップスの名曲およびオリジナル曲がこの凄腕ジャズメンによって料理されるというユニークな盤。 “THE OSSAN BAND “ONE”” の続きを読む

A Wall Becomes A Bridge

Kendrick Scott Oracleの新アルバム”A Wall Becomes A Bridge”。もちろんギターはMike Moreno先生。

このアルバム、Oracleのトータルサウンドを聴かせる楽曲と演奏が中心であり、各プレイヤーが延々と派手にソロを弾きまくる(吹きまくる)ことがないのが大きな特徴。それでも当然のことながら各楽器の存在が必要にして十分であると感じさせる完璧な音楽。例えて言うならばPat Metheny Groupのような方向性だろうか。 “A Wall Becomes A Bridge” の続きを読む